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 信心口唱こそ「蓮祖化導の大事」

     真剣な勤行で広布最終段階を進まん

     二〇二〇年代こそ広宣流布の決戦場

 
 きょうの総幹部会も素晴らしいですね。
 いつの総幹部会でも感ずることですが、顕正会には功徳が満ち満ちている。そして熱鉄のような広宣流布の決意。初めから終わりまで大感動でありました。
 
 四月は立宗の月
 
 さて、迎える四月は立宗の月であります。
 日蓮大聖人がただ御一人、始めて南無妙法蓮華経と唱え出だされ、一切衆生にもこのお題目を唱えよと、「母の赤子の口に乳を入れんとはげむ慈悲」を以てお勧め下された。
 まさに立宗こそ、一切衆生をお救い下さる大聖人様の、三大秘法広宣流布の戦闘開始であられる。
 お勧め下されたこの信心口唱は、大聖人様の慈悲曠大によって必ず全地球上に流布し、さらに万年の外未来までも流れるのです。
 
 その最初が、日本の広宣流布であります。
 ゆえに日寛上人は「日本国は本因妙の教主日蓮大聖人の本国にして、本門の三大秘法広宣流布の根本の妙国なり」と。
 まさに日本の広宣流布こそ、世界広布の鍵なのであります。
 では、この日本の広布について、大聖人様は何と仰せられているか。
 「日本一同に南無妙法蓮華経と唱へん事は、大地を的とするなるべし」と断言あそばしておられる。
 御本仏が「大地を的とする」と御断言されたことが、どうして虚しくなりましょうか。
 
 今こそ広宜流布の時
 
 大聖人御入滅後七三〇有余年、ついに今、その時が到来したと、私は感じております。
 なぜか――。もう日蓮大聖人の仏法を立てなければ国が保たない、日本が亡んでしまうという時が到来したからです。これが広布の最終段階なのであります。
 このとき御奉公を申し上げるのは、御遺命を守護し奉った顕正会以外にはあるべくもない。
 ここに顕正会は今、国立戒壇建立の鍵たる六千万の地涌出現を見つめて、本格的前進を開始しているのであります。
 

 信心口唱こそ「蓮祖化導の一大事」

 
 その中で、何より有難いと思うことは、いま全顕正会員の勤行の姿勢が、一段と真剣さを増して来たことであります。そうでなければ広宣流布の大事はとうてい叶わない。また地涌の菩薩ではない。
 「我もいたし人をも教化候へ」「力あらば一文一句なりともかたらせ給うべし」と。自分も真剣に信心口唱に励み、人にもそれを勧める。これが広宣流布の戦いであり、これを行ずるのが地涌の菩薩なのであります。
 
 「蓮祖化導の一大事」
 
 大聖人様は「御本尊を信じ南無妙法蓮華経と唱えよ」と私たちにお勤め下された。この信心口唱がどれほど有難いことなのか。
 日寛上人は当流行事抄に「是れ吾が家の最深秘、蓮祖化導の一大事なり」と仰せられている。信心口唱こそ、凡夫を仏にして下さる日蓮大聖人の御化導の一大事なのだ―と。何と有難いことか。
 先般来、この信心口唱については再三述べてまいりましたが、大事なことなので、いま一度重ねて申します。
 
 御本尊は生身の御仏
 
 いいですか。御本尊は、文字を以て顕わされた久遠元初の自受用身・日蓮大聖人の御生命そのものであられる。
 ゆえに経王殿御返事に「日蓮が魂を墨にそめながして書きて候ぞ、信じさせ給へ。乃至、日蓮が魂は、南無妙法蓮華経にすぎたるはなし」と仰せ給うのであります。
 そして日寛上人は「今安置し奉る処の御本尊の全体、本有無作の一念三千の生身の御仏なり」と。御本尊は「生身の御仏」すなわち生きてまします日蓮大聖人である――と仰せられる。
 ですから、勤行のたびごとに「お慕わしい」「有難い」と、この恋慕渇仰の信心に住して、大聖人様の御名を「南無妙法蓮華経」と唱え奉ることが大事なのであります。
 
 日蓮大聖人の御名は「南無妙法蓮華経」
 
 日蓮大聖人の仏法上の御名が「南無妙法蓮華経」であるということは 御義口伝に「されば無作の三身とは末法の法華経の行者なり。無作三身の宝号を南無妙法蓮華経と云うなり」とお示し下されている。
 「無作の三身」とは久遠元初の自受用身のことです。詳しく云えば「報中論三の無作三身」といって、久遠元初自受用報身を法身・報身・応身の三つの面から拝したのが無作三身ですが、難しいことはさておき、無作の三身とは久遠元初の自受用身のことだ、と拝すればよろしい。
 いいですか。「無作の三身とは末法の法華経の行者なり」と。末法の法華経の行者は日蓮大聖人以外にはない。まさしく日蓮大聖人こそ無作の三身であられ、その宝号を南無妙法蓮華経と申し上げるのであります。
 さらに日寛上人は撰時抄文段に「末法下種の教主日蓮大聖人は、即ち是れ本地無作の三身、南無妙法蓮華経仏なり」と。
 日蓮大聖人の御事を直ちに「南無妙法蓮華経仏」と仰せられている。これ、南無妙法蓮華経という生命の極理をお覚りあそばした仏様だから「南無妙法蓮華経仏」と呼び奉るのであります。まさに日蓮大聖人の御名は南無妙法蓮華経ですね。
 
 「名は必ず体にいたる」
 
 ですから、勤行のたびごとに「生きてまします大聖人様に値い奉るのだ」「お慕わしい」「有難い」との恋慕渇仰の信心に住して、大聖人の御名を「南無妙法蓮華経」と唱え奉るのです。
 このとき「名は必ず体にいたる徳あり」で、体であられる御本尊・日蓮大聖人に必ず通じて境智冥合する。境とは御本尊・日蓮大聖人、智とは私たちの信心。この境智が冥合して、我ら凡夫が仏に成らせて頂ける。
 だから現世には生活が守られ、臨終には成仏の相を現じ、死後の生命も守られるのであります。まことに信心口唱こそ、日寛上人仰せのごとく「蓮祖化導の一大事」であります。
 まさに御本尊の大良薬、そのお薬を頂く唯一の方法が、この信心口唱なのであります。この信心口唱を、我もいたし人にも勧めるのが広宣流布の戦いであり、これを行ずるのが地涌の菩薩なのであります。
 
 「一時に信ずる」の時は近い
 
 今はまだ、この信心口唱を人に勧めても「唱えたくない」などという者が多い。
 しかしそんなことがいつまでも続くわけがない。時が来れば必ずみな一同に信じ唱えるようになる。
 大聖人様は「梵天・帝釈等の御計いとして、日本国一時に信ずる事あるべし」と御断言されている。遠からず、一時に信ずる時が来るのです。
 それはどういう時か。撰時抄には「各々声をつるべて南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経と唱え、掌を合せてたすけ給え日蓮の御房・日蓮の御房とさけび候はんずるにや」と。
 いよいよ他国侵逼が事実となり、国亡びんとして我が命が危うくなったとき、もうお救い下さるのは、かねて聞いていた日蓮大聖人以外にはない。そこで一同、声をつるべて「南無妙法蓮華経・南無妙法蓮華経」と唱え、掌を合わせて「助け給え南無日蓮大聖人」と叫ぶようになる。
 これが「一時に信ずる事あるべし」の姿であります。そのときは、もう入信勤行をやっているのが間に合わなくなる。そのような時が必ず来るのです。
 このように、日本一同が一時に信ずることはもう決まっているのだから、たとえ今は逆縁であっても、少しも心配することはない。がっかりすることもない。あの人もこの人も、遠からず手を合わせるようになるのだと、この大確信に立ってほしい。
 何より、自分白身がしっかりと信心口唱に励み、堂々と広宣流布のその日まで戦っていくことが大事なのであります。
 

 大地動乱こそ広布の先相

 
 さて、大聖人御入滅後七三〇有余年、ついに広宣流布の時が到来したと先ほど述べましたが その先相は何かといえば、御在世以来の大地動乱が始まって来たことであります。
 仏法の上からいえば、大地動乱こそ亡国の凶兆であり、同時に広宣流布の大瑞なのです。
 
 巨大地震の連発
 
 一昨年の3・11は国内観測史上最大の「マグニチュード9・0」であった。これ大聖人御在世以来の巨大地震です。
 さらにいま刻々と近づきつつある南海トラフ巨大地震は「マグニチュード9・1」と予測され、首都圏直下地震は「震度7」と予測されている。この二つの地震は地震規模といい、震度といい、被害の甚大といい、まさに前代未聞です。
 これこそ諸天の怒りであり、広宣流布の前相なのであります。一昨年の3・11以後、日本列島の地学的体質は、それ以前とは全く異なるものになってしまった。そして3・11を機に、地震や火山の研究が、いま一気に進みつつあるのです。
 その中で政府の中央防災会議は昨年七月一九日、首都圏直下地震について「国家の存亡に関わる地震」と指摘し、南海トラフ地震については「国難ともいえる巨大地震」と表現して警告を発したわけであります。
 

 南海トラフ地震

 
 そして今月一八日、中央防災会議は南海トラフ地震の被害想定を発表しております。
 申すまでもなく南海トラフ地震とは、東海・東南海・南海の三つの地震が連動する超巨大地震で、その震源域は東は静岡県から西は九州の日向灘まで及ぶとされている。そして私が最も憂えている、あの富士川河□断層帯も、このとき連動するのであります。
 
 死者32万人 経済被害220兆円
 
 今回の被害想定によれば、死者は三二万人、避難者は九五〇万人、道路・鉄道の被害は六万ヶ所、ライフラインは広範囲で麻痺し、水や食料は極端に不足する。経済被害は実に二二〇兆円。これは国内総生産の四二%、国家予算の二倍強です。
 日本の借金はすでに一千兆円ですよ。もしこの地震によって二二〇兆円の被害が生じたら、即時に財政破綻になること疑いない。
 またこの巨大地震の震源域には浜岡原発と四国の伊方原発がある。この二つの原発が重大事故を起こしたらどういう惨事になるか。
 今回の防災会議では「想定不能」として、原発の被害には敢えて触れておりません。
 

 首都圏直下地震

 
 次に首都圏直下地震ですが、この地震についてはまだ新しい被害想定は発表されていない。恐らく火災旋風による被害が想定不能なことと、衝撃があまりにも大きいので発表できないものと思われる。
 首都圏の人口は三千二〇〇万人ですよ。日本の国土のわずか三・六%の面積しかない所に、総人口の二六%に当る人々がひしめいているのです。しかも首都圏の地盤は軟弱、この軟弱地盤の上に超過密のハイテク巨大都市群が広がっているのです。 ここが「震度7」の激しい地震動に襲われるということは、人類が未だ体験したことがない。よってその惨禍は誰にも予想できないのであります。
 
 火災旋風
 
 火災旋風とはどういうものかというと、大火災のときに発生する竜巻です。秒速百メートル、最高温度は千度の、旋回する炎の竜巻です。
 関東大震災のときには、地震発生一時間後から三四時間にわたって、この火災旋風が百個も発生した。その旋風の高さは百メートルから二百メートルといわれ、無数の人々が空中に巻き上げられ、地面に叩きつけられ、あるいは炎の渦に呑み込まれて焼死したのです。犠牲者は一四万三千人と伝えられている。
 このときの本所・被服廠跡地の惨事は、今に語り伝えられてますね。広大な跡地に「ここなら大丈夫だろう」というので集まった四万人の人々が、火災旋風に呑み込まれて一瞬のうちに焼死してしまったのです。
 また昭和二〇年三月一〇日の東京大空襲。アメリカのB29が何百機も襲来して焼夷弾を投下して大火災になったが、このときも火災旋風が起きて、一〇万を超す人々が命を失ったのです。
 
 東京湾岸に石油タンク五千
 
 近く起こるであろう首都圏直下地震では、この関東大震災や東京大空襲とは比較にならぬ大規模な火災旋風が発生すると思われる。
 現在の東京湾には、湾岸一帯の埋立地に石油タンクが五〇〇〇基も並んでいるのです。地震で地盤が液状化すれば、これらの石油タンクは一斉に炎上する。そして大量の石油が東京湾に流出して、湾は火の海と化する。まさに「大きな火薬庫が東京湾にある」ということです。かくて首都圏は火炎の竜巻に覆われる。
 首都圏は日本の政治・経済の中枢ですよ。もしここが潰滅したら日本が潰滅するのです。中央防災会議がいうように、首都圏直下地震こそまさしく「国家の存亡に関わる地震」なのであります。
 
 地鳴りが聞こえる
 
 そしていま地震学者たちは口をそろえて「首都圏直下地震は極めて起きやすくなった」と云っている。
 首都圏は三枚のプレートが重なり合う複雑な地下構造になっており、関東平野が載っている北米プレートの下に、南からフィリピン海プレートが年間3~4センチの速度で北進して潜り込み、東からは太平洋プレートが年間8センチ程度で西へ向って潜り込んでいる。
 そして今、プレートの動きに変化が生じ、3・11以後、フィリピン海プレートの進行速度が加速され、北米プレートとの境界に歪みが蓄積されつつあるという。
 
 厳しき諸天の誡め
 
 もし首都圏直下と南海トラフ地震が相次いだら、それだけで日本は潰滅してしまうではないか。諸天の誡めがいかに厳しいものか、肌身に迫るものであります。
 撰時抄には広宣流布前夜の姿を「其の時、天変地夭盛んなるべし」と仰せられている。諸天は、日蓮人聖人に背く日本をまず天変地夭を以て誡める。
 しかしなおも背き続けるならば、ついには隣国にこの日本を責めしめ、日本一同に御本仏を信ぜしめるその客観情勢を、諸天は作るのであります。
 
 徳政すら虚し 況んや悪政をや
 
 このように諸天の怒りを受けている現在の日本においては、いかなる政治・政策も、すべてが裏目になってしまう。
 立正安国論には「万民百姓を哀みて国主国宰の徳政を行う。然りと雖も唯肝胆をく摧くのみにして弥飢疫に逼められ」と。
 為政者が万民百姓のためを思って徳政を行なったとしても、正しい仏法を立てない以上は、ただ身心を労するだけで「弥飢疫に逼められ」と、ますます飢饉や疫病に逼められ、八方塞がりになる――と仰せられている。
 たとえ徳政であってもそうなる。いかに況んや今の安倍政権の悪政においておやです。
 

 安倍政権の悪政は必ず裏目に

 
 安倍首相はいまTPPと、アベノミクスと、原発推進にのめり込んでいる。
 だが、必ずこれが裏目となるから、よく見ててごらんなさい
 

 TPP

 
 まずTPPですが、これは「環太平洋連携協定」というもので、太平洋を取り囲む国々が、すべての関税撤廃を前提として貿易協定を結ぼうというものです。
 アメリカをはじめとする九ヶ国がまず参加して、すでに交渉が進み多くの合意がなされている。
 そのあとカナダとメキシコが参加して、現在一一ヶ国になっている。
 
 公約をふみにじる
 
 日本はこれまで参加しなかった。民主党政権が危険を感じて躊躇したからです。
 先の総選挙の自民党のポスターを見てごらんなさい。「TPP参加、断固反対」と書いてある。自民党もTPP大反対で戦ったのです。
 ところが選挙で勝利して政権を取るや、忽ちその公約を踏みにじって、安倍首相は一気にTPPに前のめりになった,
 それは、日本をTPPに引き込もうとするオバマ大統領の歓心を買うため、すなわちアメリカの支持を取りつけて政権の維持を図るためなのです。
 
 合意事項は覆せない
 
 安倍首相はまず日米首脳会談の結果として「聖域なき関税撤廃が前提ではないことが明確になった」と発表し、あたかも「すべてはこれからの交渉次第」というような印象を国民に与えた。だがこれは、国民を欺く偽りです。
 実は、米国などすでに交渉を進めている九ヶ国が決定した合意事項に対しては、後から参加したメキシコ・カナダはもちろんのこと、それよりさらに遅れて参加する日本は、「九ヶ国が決めた合意事項を覆すことはできない。この合意のすべてを受け入れなければならない」ということに決まっているのです。
 その合意事項というのは九〇〇頁にもわたり、その一行たりとも誰も見ることができない。だから自民党議員で内容を知っている者はいない。安倍首相だって見ていない。
 交渉官には厳しい守秘義務が課されている。いったい何か合意されたのか。それを知らないまま受け入れなければならぬところに、TPPの恐ろしさがあるのです。
 
 交渉の余地なし
 
 では、参加表明した日本はいつから交渉会合に出席できるのかというと、手続きの日程からいって、九月の会合が初めての参加となる。しかしその翌十月には大筋合意で全参加国がサインすることになっているのです。
 たった一回の交渉で、日本の立場を主張するなど、できるわけがない。安倍首相は「議論できる分野は残されている」などと言っているが全くのウソなのです。
 一方的に押しつけられた不公平な協定を、否応呑まなければならぬことになっている、というのがことの真相であります。
 
 狙いは非関税障壁
 
 さらに危険なことは、TPPの狙いは貿易の関税撤廃だけでなく、「非関税障壁」をも撤廃させることにあるのです。
 「非関税障壁」というのは、米国の多国籍企業が日本に進出するに当って、日本の従来のルールや法律が邪魔になるということです。「こんな邪魔な仕組みはすべてなくせ」というのが、TPPの真の狙いなのです。その結果、コメ問題だけに止どまらず、薬品の認可や価格、食の安全表示等、すべてが変更させられる。
 これまで日本の食品は安全表示が厳格であった。防腐剤や農薬使用について、あるいは遺伝子組み換え食品を使っているかどうか等、すべてが表示されていたが、「このルールは米国企業の進出には邪魔になるから取り除け」となる。
 保険ビジネスヘの参入、とりわけ医療保険ピジネスを拡大してくるから、日本の国民皆保険も揺らいでくる。農業も崩壊して食料自給率は現在の四〇%から二七%まで下がってしまう。郵貯・簡保だけでなく、農協の金融機関も餌食となる。
 
 ISD条項
 
 そして、これを強行するのに、ISD条項という恐い取り決めがTPPの中にあるのです。
 これは「投資家対国家の紛争解決」を目的としたもので、たとえば日本に投資した米国企業が、日本政府の規制等で損害を受けたとき、進出企業は日本政府を訴えることができるというものです。
 訴訟を扱うのは、ワシントンにある世界銀行に設けられた仲裁機関ですよ。世銀の総裁は代々アメリカが出しているから、訴訟は断然、米国の多国新企業が有利になる。
 ISD条項では「投資家の期待利益の確保」がすべてに優先する。日本の法律や制度に優先するばかりか、国家の主権にも優先するのです。
 
 日本は経済植民地に
 
 詮ずるところTPPというのは、米国の多国籍企業が、日本を経済植民地として食い物にする協定なのであります。
 国を売るようなこのTPPに、なぜ安倍首相は前のめりになるのか。まことに危険といわなければなりません。
 

 アベノミクス

 
 次にアベノミクスですが、安倍首相は日銀を黒田新体制にして、際限なき金融緩和を強行しようとしている。
 これまで日本経済は、白川前日銀総裁のまことに用心深い良き政策によって、「デフレ下の安定」を保ってきた。よって国の借金が膨張しても金利は上昇することなく、辛うじて財政破綻を免れてきたのです。この手堅い手法は世界の中央銀行が高く評価するところであった。
 ところが安倍首相は、際限なき金融緩和を進めて「2%のインフレ目標を二年で達成する」という乱暴なことまで言い始めた。つまり日銀に際限なくお札を刷らせるということです。
 
 長期金利上昇 国債大暴落!
 
 これを受けて株価は上がり始めた。マスコミもこれを囃すから、国民も景気がよくなったように錯覚する。
 今のところ円安をみな喜んでいるようですが、そのうちに円安は止めようにも止められなくなってしまう。そして長期金利は上昇し、国債は大暴落する。
 さっきも話がありましたが、銀行は日本国債を大量に保有している。もし国債が暴落したら銀行が相次いで潰れ、日本経済は大混乱に陥る。そしてついに国家破産が現実となるのです。
 
 重病人に覚醒剤
 
 日本にはすでに一千兆を超す大借金がある。そのうえさらに借金を作ってそのカネをバラ撒いて「景気がよくなった」などと自慢しているのは、まさに重病人に覚醒剤を打つのと同じ。一時は元気になっても、ショック死を早めるだけなのであります。
 アベノミクスは、黒田日銀総裁との二人三脚になったので、いま「アベクロミクス」などと言われているが、そのうちに「アベコベミクス」になってしまう(大笑)。必ず裏目となる。
 

 原発推進

 
 次に原発推進。安倍首相は二月二八日の施政方針演説で「原発は再稼働する」と明言したが、とんでもないことですね。
 福島の事故さえ全く収束していないではないか。未だに放射能は洩れ続け、汚染水は溜まる一方です。ついこの間も1号から4号機プール、さらに共同プールのすべての冷却装置が停電で止まってしまった。
 これまで、どうやって冷却していたのかというと、屋外のトラックの荷台に仮設配電盤を置いて冷却装置につなげていたという。何という危なっかしいことをやっていたのか。
 フクイチには今なお9000体の核燃料がある。もし停電が四日間読いたら、管理可能温度の上限六五度を超えて大へんなことになるところだった。それが一九時間で再開できたので事なきを得たが、原因はネズミが接触してショートしたとのことです。
 福島第一原発の廃炉にはあと四〇年かかる。その間、水で冷やし続けなければ、重大なことになる。まさに綱渡り状態なのです。
 
 断じて許されぬ
 
 それを知りながら、日本国民の生命も安全も考えずに、アメリカと原発利益共同体の意向におもね、原発の再稼働・新設を推進するなど、言語同断であります。近づく巨大地震の足音が聞こえぬか、と言いたい。
 日蓮大聖人の清浄なる仏国土をこれ以上穢すことは、断じて許されない。以上、安倍首相の為さんとしていること、すべては裏目となって出るから、よーく見ていてごらんなさい。
 

 20年代こそ広宣流布の決戦場

 
 所詮、正しい仏法を立てなければダメなんです。諸天がもう許さないのです。
 この国に、久遠元初の御本仏・日蓮大聖人がましますのに、いつまでも背き続ければ、諸天はついに隣国を動かしてこの国を罰する。
 その動きは、昨年九月の尖閣諸島問題以来、急速に高まりつつあるではないか。
 今月開催された中国の全国人民代表大会(全人代)で示された二〇一三年の予算案を見てごらんなさい。国防費が二五年連続で二桁増になっている。このような国は世界で中国しかないのです。
 国防費だといっても、いったいどこの国が中国を脅かしているのか。にもかかわらず二五年間連続二桁増ということは、隣国を侵略しよう、世界を制覇しようという野望以外にない。まさに修羅の軍事超大国たること一目瞭然であります。
 
 異常な治安維持費
 
 しかし、それにも増して驚くべきことは、国防費よりも多額な治安維持費が計上されていることです。国防費が円換算で一一兆一一〇〇億円なのに対し、治安維持費はなんと一一兆五四〇〇億円ですよ。
 この治安維持費とはどういうものかというと、中国全土で発生している民衆の抗議や暴動を抑え込むための費用なんです。中国政府が共産党一党独裁体制を維持するために、いかに躍起になっているかがよくわかりますね。
 しかしこれでも抑えることはできないとなれば、あと残る一手は -- 民衆の憤懣を「日本憎し」に転化させ、日本侵略を開始することしかない。
 中国の独裁者にこの決断をさせるのが、諸天の働きであります。報恩抄には「時に隣国の怨敵、かくの如き念を興さん。当に四兵を具して彼の国土を壊るべし」と。
 私はその時を、二〇二〇年代だと思っております。
 
 広布の決戦場を見つめて出陣
 
 まさしく二〇二〇年代こそ、広宣流布の決戦場であります。
 この決戦場に、六千万の地涌の菩薩が馳せ参じて、何としても大聖人様のお役に立たなくてはいけない。
 昨年、婦人部が二万人大会を以て出陣し、本年、女子部が三万人大会で出陣し、明年、男子部が五万人大会で出陣するのも、ただこの決戦場を見つめてのことであります。
 六千万の地涌出現は必ず間に合う。すべては大聖人様の御力用によるのであります。
 さあ、立宗の月・四月、全組織が勝って、大聖人様に応え奉ろうではありませんか。以上。(大拍手)
 
 

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