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 広布前夜、第六天の魔王が正系門家を壊乱

   池田一党は「戒壇の大御本尊を捨てよ」と騙す

   阿部日顕は戒壇の大御本尊の敵とも連携


               顕正新聞3月5日(1369)号 「学会員を救う特集号4」
 
 きょうの総幹部会も、信心の大熱気が漲り素晴らしいですね。大感動いたしました。
 
  立派だった南東北大会 
 
 そして今月は、一万二千人が結集した「南東北大会」のビデオ放映が全国で放映されましたが、地方大会の先陣を切ってのこの大会、まことに立派でした。
 M9・0という日本観測史上最大の超巨大地震、二万人を呑み込んだ大津波、そして原発事故による放射能。これら大災害にもめげず、けなげに立ち上がってくれた南東北のみなさんの信心に、私は心が打たれた。何とも有難い大会でありました。
 
  順次、地方大会を 
 
 今後、順次、地方大会を進めていきます。
 もう日本列島に安全な場所はないのです。これが広布前夜の「大地動乱の時代」なのです。いや地震だけではない、やがて世界大戦乱・他国来難も、いよいよ日本に押し寄せて来る。
 ここに、二〇年代の広宣流布の決戦場を見つめて、日本列島の各地域ごとに、地涌の菩薩の連帯と絶対信を堅めるため、順次、地方大会を開くのであります。

 本年は九州大会と近畿大会ですね。その会場と期日を、改めて発表いたします。
 九州大会は九月二五日(日曜日)、会場は九州の中央部に当る熊本県の「グランメッセ熊本」と決定いたしました。
 また近畿大会の期日は十月と発表しておりましたがこれを変更し、十二月十一日(日曜日)とし、会場は大阪市の「府民共済スーパーアリーナ」と決定いたしました。
 
  会館建設について 
 
 次に会館建設について申します。
 本年は四月に垂井会館、六月に筑波会館、八月に第二青年会館が、相次いで落成いたします。
 そして明年については昨年十一月の総幹部会で、多摩会館と新秋田会館の二つを決定し、三つ目は未定としておりましたが、このたび本部の顕正新聞社別館の隣地三百余坪を取得することができたので、ここに顕正新聞社・第二別館を建設することにしました。
 この第二別館は、顕正新聞社と芙蓉茶寮の業務拡大に対応する施設ですが、近く起こるであろう首都圏直下地震の際の救援施設にもなると私は思っております。
 
  国難三年の初陣 広宣流布の大熱気 
 
 さて、国難三年の初陣を迎え、全顕正会の大法弘通の気魄は凄まじいですね。
 二月二二日現在で一万一千三〇九名、誓願の五一%の大法弘通がすでに成し遂げられております。
 世の中が濁れば濁るほど、地涌の菩薩の決意はいよいよ強まるのであります。
 
  学会員 続々とめざめる 
 
 その中で、学会員が続々と本門戒壇の大御本尊の信心にめざめ、無間地獄の道をのがれつつあること、私は何より嬉しく、有難く思っております。

 大聖人様は、念仏宗の法然が人々をたぶらかして法華経を捨てさせたその無慚さを、開目抄にこう仰せられている。
 「法然いたわしともおもわで、乃至、狂児をたぼらかして宝をすてさするやうに、法華経を抛てさせける心こそ無慚に見へ候へ」と。
 ――法然はいたわしとも思わず、愚かな子供を騙して宝を捨てさせるように、成仏の唯一の経たる法華経を捨てさせるその心こそ、まことに無慈悲の極みである――と仰せあそばす。
 いま池田大作一党は、末法における唯一の成仏の大法、日蓮大聖人出世の御本懐たる「本門戒壇の大御本尊」を、全学会員を騙して「捨てよ」と言っているのです。
 もし、これに誑かされて大御本尊を捨てるならば、今生には功徳を失い、臨終には悪相を現じ、後生には地獄に堕つること疑いない
 同じく信心を起こしながら、悪師に馴されてなんと痛ましいことか。
 大聖人様がもしこの姿をごらんあそばせば、いかに不憫、いかに痛ましいと思しめされるか。
 この大聖人様の御心を体して、顕正会はいま八百万学会員を救う戦いを起こしているのであります。
 

  正系門家の濁乱は亡国を招く 

 
 それにつけても思うことは―― 日蓮大聖人の唯一の正系門家であり、日興上人・日目上人以来一筋に本門戒壇の大御本尊を命とし、国立戒壇建立を悲願として来た富士大石寺門流において、なぜこのようなことが起きたのか。「仏法は体、世間は影」であれば、正系門家の濁乱は日本の亡国につながる。
 ゆえに改めてこの本質を、全顕正会員はしっかり掴んでほしいと、私は思っております。
 
  第六天の魔王 正系門家を狙う 
 
 いいですか。まず、なぜこのようなことが起きたのか。
 これまさしく、第六天の魔王のしわざですね。この大宇宙には仏法を守る諸天善神の働きもあれば、仏法を破壊せんとする魔の働きもある。この魔の中心的存在を「第六天の魔王」というのです。
 今、正系門家に起きた濁乱こそ、まさしくこの第六天の魔王のしわざなのであります。「魔は仏法をにくむ」という。広宣流布が近づくにつれ、第六天の魔王は何としてもこれを阻止しようとする。
 どうやって阻止するのか。それは、正系門家の最大の実力者の身に入って、その者を狂わせればいいのです。その実力者とは池田大作であります。
 
  大慢心の池田大作 
 
 彼は信心が薄く、大慢心していた。その大慢心は、昭和四十年当時の彼の発言を見れば、よくわかる。「私は日本の国主であり、大統領であり、精神界の王者であり、思想・文化・一切の指導者、最高権力者である」と。
 これは大幹部だけを集めた席に、わざわざ御用評論家の高瀬広居を同席させたうえで述べた言葉です。高瀬は「池田大作・その思想と生き方」(有紀書房・昭和40年10月刊)の中で、この発言を明記しております。
 何とも物狂わしい言葉ですね。第六天の魔王はこの大慢心の者の身に入ったのです。
 
  国立戒壇を放棄 
 
 天魔その身に入った池田大作は、たちまちに国立戒壇を捨てる心を起こした。それは、国立戒壇が世間に抵抗が多く、選挙の邪魔になると思ったからです。
 だが「国立戒壇放棄」と口で言うだけでは、世間は信じてくれない。そこで彼は、事実において国立戒壇を否定するため、偽戒壇・正本堂を大石寺境内に建てることにした。
 そのころ彼は、学会の幹部会でこのように叫んでいた。「いまの評論家どもは『創価学会は国立戒壇を目標にしているからけしからん』といいますが、私はなにをいうかといいたい。そんなことは御書にはありません。彼らはなにもその本義を知らないのです。猊下(法主)が、正本堂が本門戒壇の戒壇堂であると断定されたのであります。ですから、皆さん方は『創価学会は国立戒壇建立が目標である』といわれたら、いいきっていきなさい。とんでもない、こんどの私どもの真心で御供養した浄財によって、正本堂が建立する。それが本門の戒壇堂である。これでもう決定されているのですと」(聖教新聞・昭和40年9月22日付)
 
  提婆の虚誑罪 
 
 池田大作のこの見えすいたウソ、みごとなものですね。彼は曽てこう言っていたでしょ。「国立戒壇の建立こそ、悠遠六百七十有余年来の日蓮正宗の宿願であり、また創価学会の唯一の大目的なのであります」(大白蓮華・昭和31年4月号)と。
 このように、彼自身が「国立戒壇こそ創価学会の唯一の大目的」と言っていたのに、「評論家どもが勝手にきめつけている」とすり替え、「私はなにをいうかといいたい」と言う。
 これを聞いたら、評論家の方で「お前こそ何を言うかといいたい」となる(大爆笑)。
 大聖人様は御書の随所に「提婆の虚誑罪」「倶伽利(くぎゃり)の欺誑(ぎおう)罪」と仰せられている。
 提婆達多は釈尊に敵対した大悪人、倶伽利はその弟子です。虚誑とは妄語を以て人をたぶらかすこと、欺誑とは欺き誑かすこと。このように提婆と倶伽利はウソばかりついていたのです。池田大作も提婆の虚誑そっくりだと私は思っております。
 
  「時の貫首」を利用 
 
 さらに彼の悪質なことは、国立戒壇を否定するのに「時の貫首」(法主)を利用したことです。すなわち貫首に「正本堂こそ御遺命の戒壇である」と言わせた。
 時の貫首・細井日達も曽ては「富士山に国立戒壇を建設せんとするのが日蓮正宗の使命である」(大白蓮華・昭和35年1月号)と言っていたのです。ところがこれも、恥ずかしげもなく前言を翻した。
 
  御遺命を売り渡す 
 
 実は細井日達はこの時すでに、御遺命を池田大作に売り渡していたのです。
 本来、貫首ならば命を賭しても守るべき大事の御遺命を、池田大作の莫大なカネに心を蕩かされ、ついに国立戒壇を捨て、偽戒壇・正本堂を認めてしまったのであります。
 このような仏法破壊の非常事態が、広宣流布の前夜には必ず起こる。日興上人は予てそのことを御存知であられたから「時の貫首たりと雖も仏法に相違して己義を構えば、之を用うべからざる事」との一条を、御遺誡に定め置き下されたのであります。
 
  戒壇の大御本尊を冒涜し奉る 
 
 重大な事は、もし正本堂を御遺命の戒壇と詐れば、この偽戒壇に「本門戒壇の大御本尊」を居え奉ることになるのです。
 かくて細井日達・阿部日顕の二代にわたり、実に二六年間もの長きにわたって、恐れ多くも大御本尊は正本堂に居えられ奉った。これこそ大聖人様の御心を蹂躙する所行であります。
 いいですか。国立戒壇に安置し奉るべしとて留め置かれた本門戒壇の大御本尊を、あろうことか国立戒壇を否定するために建てた偽戒壇、しかもキリスト教神父で穢した正本堂に居え奉ったのです。
 大聖人様の御心に背き、戒壇の大御本尊を冒涜し奉ること、これより甚だしきはない。
 第六天の魔王その身に入る池田大作だからこそ、よくこれをなし得た。信心うすき細井日達・阿部日顕だからこそ、よくこれに協力し得たのです。
 
  池田大作には信が全くなかった 
 
 所詮、池田大作には、本門戒壇の大御本尊に対し奉る信が全くなかったのです。
 だから彼は、正本堂完工式にローマ法王庁からの神父を招くべく、「板曼荼羅に偏狭にこだわらない」などと申し出て招待に成功した。そしてその謗法の神父らを正本堂の最前列に座らせ、戒壇の大御本尊の御座所を穢し奉ったのであります。
 また彼は、正本堂の御宝前のすぐ前に置かれている大前机(おまえつくえ)に、己れの裸体レリーフを彫り付けさせた。さらに正本堂の導師席のすぐ後ろに己れの特別席を設け、そこに真っ白な革張りの豪華な椅子を置かせた。これあたかも玉座を思わせる。
 彼は「私は日本の国主であり、最高権力者である」と言い、また正本堂建立を指して「仏教三千余年、史上空前の偉業」とも言った。それにふさわしい椅子を、自らここに置いたのでしょう。
 彼はこの椅子にふんぞり返って御開扉を受けていた。その姿は、ひれ伏し拝みまいらせるという仏弟子のそれではない。両腕を水平に出して手を合わせ、まさに大御本尊を眸睨(へいげい)するごときものであった。
 第六天の魔王その身に入れば、大御本尊様への畏れ・謹みは全くなくなる。その男が、今いよいよ本性を露わにし、ついに全学会員に「本門戒壇の大御本尊を捨てよ」と謀っているのであります。
 
  二人の貫首も信心が薄かった 
 
 このような悪人に協力した二人の貫首も信心が薄かった。だから同じく天魔が入ったのです。
 まず細井日達は、顕正会の諌暁によって池田大作との間に疑心暗鬼を生じ、ついには抗争に陥った。
 しかしその中にも、顕正会に対しては解散処分を下した。さらに翌昭和五十年、改めて国立戒壇を否定する見解を全宗門に公表した。ひとたび御遺命を売り渡した以上、学会の魔手からのがれることができなかったのです。
 そしてその四年後、大事な御相承もなし得ずに急死を遂げた。まさに大聖人様がお許しにならなかったのです。これこそ罰であります。
 

  天魔その身に入る阿部日顕 

 
 ついで、池田大作の擁立によって登座したのが阿部日顕です。この者は、池田大作にへつらうこと前貫首よりも甚だしく、また戒壇の大御本尊様への信も極めて薄かった。
 池田と阿部の関係は当初は一体、二人三脚のように「本門寺改称」という御遺命破壊の完結をめざして前進していた。
 
  「修羅と悪竜の合戦」 
 
 しかし顕正会の強き諌めによって、細井日達のときと同じように、両者の間に自然と疑心暗鬼が生じてきた。そしてその疑心暗鬼はやがて報恩抄に仰せの「修羅と悪竜の合戦」そのままの、激烈・醜悪な抗争へと発展していった。
 池田は日顕を激しく批判した。日顕は「創価学会破門」と「池田大作除名」でこれに応じた。池田はついに、阿部日顕は相承を受けていないニセ法主であると暴露し、日顕を猊座から引きずり降ろそうとした。 ここに日顕は、己れの地位を守るため、さまざまな策略を巡らしたのです。
 

  阿部日顕 戒壇の大御本尊の怨敵とも手を結ぶ 

 
 この策略を見るとき、阿部日顕にも、戒壇の大御本尊への信が全くなかったことが、よーくわかります。 それは、どういうことかと言えば 阿部日顕は、戒壇の大御本尊に敵対している山崎正友、さらに身延派とも手を結んだのです。まさに「敵の敵は味方」という論理です。
 
  山崎正友について 
 
 山崎正友という人物について少し説明します。
 彼は創価学会の副理事長であり、顧問弁護士でもあった。池田大作の懐刀として、学会のあらゆる悪事・謀略に関与してきた男です。
 たとえば、日本共産党の宮本委員長宅に盗聴器を仕掛けたり、大規模な選挙違反をモミ消したり、学会の墓園開発に反対する地元住民を暴力団を使って重傷を負わせたり等々。これらの悪事はすべて彼が裏で指揮したものです。
 また彼は顕正会対策の責任者でもあった。顕正会に解散処分が下される際には、弁護士の立場を利用して宗門にも深く食い入り、細井日達の相談役としてさまざまな働きかけをしていた。
 ところが、やがてこの山崎正友が池田大作に背いたのです。
 
  池田を恐喝 
 
 当時、山崎はカネを儲けようとして会社を作り、それが失敗して債務に追われ、学会からカネを強請ろうとしたのです。池田は飼い大に手を咬まれたようなものですが、これこそ悪人同士の仲間割れであります。
 池田大作のあらゆる悪事を知り抜いている山崎は、学会を脅して「三億円出せ」と言った。学会は出した。出してその直後、告訴した。山崎正友は最高裁で懲役三年の実刑判決を受けた。これが平成三年一月のことです。
 
  阿部日顕に近づく 
 
 刑期を終えて出所したのち、彼はこんどは阿部日顕に近づいた。それまでの山崎は、細井日達のそば近くにいた立場を利用して「阿部日顕は相承を受けてない」等と、週刊文春に再三発表し、阿部に敵対していたのです。
 ところがこの山崎を、阿部は受けいれた。その目的は己れの地位を守るために利用するところにあった。 山崎は以後、反学会の運動を起こすべく、全日本仏教界や新宗教連合会などの邪宗団体に呼びかけ、講演依頼なども受けている。
 ことに平成六年からは身延派に働きかけ、各地の身延派僧侶集会に講師として出席しては、反学会運動を起こすよう煽動している。
 
  山崎正友こそ戒壇の大御本尊の怨敵 
 
 その中で平成六年十二月六日、身延派日蓮宗・常圓寺で開催された「日蓮宗京浜教区教化研究会議」における講演で、山崎は次のような重大な大謗法の言を述べた。「『板本尊偽作論』も、その後の掘り下げがありません。これから本腰を入れて取り組んでほしいと思います」と。
 「板本尊偽作論」とはどういうものかというと―― 身延派僧侶で日蓮宗宗務院嘱託、かつ立正大学助教授である安永弁哲なる者が、ウソ八百を並べて戒壇の大御本尊を誹謗した、何とも下劣きわまる悪書です。
 発刊は昭和三一年です。私も一読したが、反吐が出る思いになった。すべてがデタラメ。ただ戒壇の大御本尊を怨嫉する汚い心で書きなぐっただけのもの。まさに歴史的な悪書であります。
 いいですか。山崎正友は大勢の身延派坊主を前にして、この悪書を「もっと掘り下げて、戒壇の大御本尊を攻撃せよ」と煽動しているのです。
 これほどの悪党はない。まさに山崎こそ戒壇の大御本尊の怨敵そのものではないか。
 ところが阿部日顕はこの男を用いた。ということは、阿部もまた、戒壇の大御本尊様への信は全くなかったということであります。
 
  身延派高僧を大石寺に招く 
 
 そして翌平成七年六月六日には、身延派管長に就任する直前の田中日淳の一行が、なんと大石寺に招かれたのです。このとき宗門では、能化で参議会議長の高野日海が袈裟衣を着けた正装で、これを出迎えている。そして三門から大客殿、御影堂、さらには正本堂にいたるまで、くまなく山内を案内したうえ、蓮葉庵において饗応をしている。
 阿部日顕の魂胆は、「反学会・反池田」を共通項にして、身延派とも連携しようとしていたのです。己れの地位を守るためには、数百年来、戒壇の大御本尊を怨嫉してきた身延派とも手を組むのです。
 何という浅ましさか。
 

  「川辺メモ」に証拠を残す 

 
 このような男だから、昭和五三年二月の「河辺メモ」に、戒壇の大御本尊誹謗の証拠を残しているのです。
 「河辺メモ」というのは、昭和五三年二月七日、阿部日顕と河辺慈篤が帝国ホテルの一室で密談した際の阿部発言を、河辺がメモしたものです。
 
  阿部の腹心・河辺 
 
 河辺は北海道・日正寺の住職で、不遇の少年時代に、阿部の母・妙修に引き取られ、阿部と共に育てられたという過去を持つ。長じて阿部の腹心として、どんなことでも相談できる間柄になっていた。
 密談が行われたのは、細井日達と池田大作が抗争をしていた時で、総本山に反学会活動家僧侶二百人(後の正信会)が集まって「時事懇談会」なるものが開かれる二日前のことです。
 この集会では、細井日達の下に集まった反学会僧侶たちが、「学会と手を切るかどうか」を討議することになっており、極めて緊迫していた。その二日前に二人は密談したのです。
 当時、阿部は宗務院教学部長として貫首の細井日達に仕えていたが、面従腹背で、内実は本山の動向を池田大作に伝える内通者だった。
 
  魔心・愚心出来 
 
 ところがその内通が露見して、細井日達は激怒した。もう栄達の道が閉ざされたと思った阿部は、ここに魔心・愚心出来して、あろうことか戒壇の大御本尊に八つ当たりし、荒唐無稽な理由を挙げ、「偽物」と誹謗したのです。
 まさにこの男にも、第六天の魔王が入ったのです。
 
  諸天の働き 
 
 この「河辺メモ」が流出したのは、二十一年後の平成十一年七月七日です。私は、これ諸天善神が阿部日顕の正体を白日のもとに晒してくれたのだ、と思っております。
 諸天の力というのは不思議なものです。河辺の動機はともかく、諸天はその心を動かして、メモを流出せしめたのであります。
 「河辺メモ」流出は阿部日顕を驚動せしめた。彼はその二日後には宗務院に通達を出さしめ、さらに二ヶ月後に自身の釈明文を公表したが、その内容は支離滅裂。かえって「メモ」の信憑性を高めるものとなった。
 
  顕正会の命運を賭し 公開対決を申し入れ 
 
 そのような中、平成十六年八月、阿部日顕は総本山の全国教師(住職)講習会において、改めて「国立戒壇は間違いだ」と強調した。
 ここにおいて私は、阿部日顕の三大謗法、すなわち「国立戒壇の否定」と、「河辺メモに見る大御本尊誹謗」と、「身延僧の大石寺招待」を徹底して責めるべく、平成十七年三月二五日、阿部日顕に公開対決を申し入れた。
 この対決に際して、私は約定として、次の二箇条を定めた。「小生が敗れた時は、直ちに顕正会を解散する」「貴殿が敗れた時は、直ちに御開扉を中止し、猊座を退き謹慎する」と。
 まさに顕正会の命運を賭して、公開対決を申し入れたのです。しかし彼は、悪口雑言を並べた文書を送り付けて来ただけで、対決を逃げてしまった。
 それでは事は済まない。私は重ねて「最後に申すべき事」の一書を送り、三大謗法の止めを刺した。
 
  「大扉、開かず」日顕ついに退座 
 
 そしてその三月(みつき)後の十一月七日、不思議なことが起きた。阿部日顕が御開扉をしようとしたところ、大御本尊の御前の須弥壇の大扉がどうしても開かない。ついに御開扉を中止せざるを得なかったという、未曽有の事態が起きたのです。
 そしてその翌十二月十五日、何を感じたのか、阿部日顕は猊座を退いたのであります。
 実は阿部日顕は己れの地位を守るため、この前年の平成十六年三月、「宗規」まで改変して、次の一条を加入していた。「法主は、遷化又は自らの意志による以外はその地位を退くことはない」と。
 これで、いつまでもその地位に居坐り続けようとしたのです。それなのに、「大扉、開かず」の現証に怖畏を感じ、退座したのであります。
 
  国立戒壇の御遺命は 未だ消滅したまま 
 
 しかし、しかし、退座だけはしたが、国立戒壇建立の御遺命は、未だに正系門家から消え失せたままになっている。六六・七の二代にわたる貫首が否定したまま、今日にいたっているのであります。
 
  不敬の御開扉は続く 
 
 さらに、法華講員にノルマを課しての登山が、いまなお強行されている。営利を目的にしたこの御開扉が、いかに戒壇の大御本尊に対し奉る不敬・冒涜になるか。
 それだけではない、この濫りの御開扉は、大御本尊を危険に晒し奉る。私はこのことを最も憂えている。大御本尊に敵意を懐き危害を加えんとする悪人が、法華講員に紛れ込むことは容易い。もしそのようなことがあれば……。このことを思うと、私は心が安まらない。
 これを憂えるあまり、私は幾たびも「建白書」を阿部日顕さらに現在の管長にも提出しているが、無道心の者には通じない。本門戒壇の大御本尊は、広宣流布のその日まで、専ら秘蔵厳護し奉らなければいけないのです。
 これが大聖人様の御聖意、日興上人・日目上人の御心であります。
 
  濁乱の極 
 
 しかるにいま広布の前夜、正系門家の僧侶は御遺命の国立戒壇を抛った上に営利のための御開扉を強行し、学会はあろうことか本門戒壇の大御本尊様を捨て奉った。何という堕落、何という濁乱か。
 

  仏法は体、世間は影 

 
 大聖人様は富木殿御返事に「仏法は体のごとし、世間はかげのごとし。体曲れば、影ななめなり」と。
 また「法門申さるべき様の事」には、伝教大師の正系門家・比叡山に仮託して、仏法と国家の安危を示し給うて云く 「仏法の滅不滅は叡山にあるべし。叡山の仏法滅せるかのゆへに、異国、我が朝を亡ぼさんとす」と。
 いま末法においては、日蓮大聖人の唯一の正系門家が濁乱すれば、必ず国は衰微し、ついには他国の侵略を受けるのです。
 
  亡国へのテンポ急 
 
 見てごらんなさい。国難三年を迎えて、そのテンポの急なることを――。
 まずアベノミクスの化けの皮が剥がれて来た。異次元金融緩和でおカネをジャブジャブにして円安と株高を演出した。これは「景気がよくなる」との幻想を懐かせて国民を馴し、政権維持を狙ったものです。
 ところが実体経済は少しもよくならない。直近のGDPは景気後退を示している。日銀はもうこれ以上の金融緩和はできない。緩和しても効き目がない。「バズーカ砲」と言われていた異次元緩和は今や「水鉄砲」になっている。行き詰まった日銀はマイナス金利を導入したが、これが裏目に出て、かえって円高・株安になってしまった。
 株価を維持しなければ安倍政権は保たない。そこで官邸は国民が積み立てた年金を勝手に株式市場に投入している。しかし効果はない。年金の損失はすでに二〇兆円ともいわれている。もし年金がすべて喪失してしまったら、老人は生きていかれない。その時、安倍首相はどのような責任を取るのか。
 
  大借金返済不能 
 
 日本の借金は一千兆円を大きく超えて世界一。しかも毎年数十兆円ずつ増え続けているのです。
 もう返済は不可能です。国会議員の一人として、これが返せると思っている者はない。どうしようもないことだから、誰も口に出さない。行き着くところは国家破産です。
 いまは蓮の台(うてな)に乗っているが、その先には滝壷がある。政治家たちはわかっているが、どうしようもない。だからみな黙って、目先の安楽に耽っているのです。
 
  国民が犠牲になる 
 
 国家破産に直面したとき、これを回避するため、政府はどういう手を打つか。それは、ハイパーインフレ、預金封鎖、資産課税しかない。タンス預金をしても、新札が発行されて旧札が使えなくなれば、すべての現金を銀行に預けざるを得ない。
 かくて政府は、ハイパーインフレで国の借金を目減りさせたうえで、全国民から資産を収奪し、国家破産を避ける。まさに国民の犠牲によって大借金をチャラにするのです。その準備が、いま進められているマイナンバー制度なのであります。
 つくづく政治家は無責任だと思う。行き詰まったら甘利明のごとく、辞めれば済むのです。安倍首相もやがて「お腹が痛くなってきた」といって辞めるかもしれない。
 

  お救い下さるは日蓮大聖人御一人 

 
 南東北大会で申しましたが、無限の責任・無限の大慈悲で、日本を世界をお救い下さる仏様は、日蓮大聖人ただ御一人であられる。
 ゆえにあの開目抄の大誓願がましまし、さらに「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」と仰せ給うのであります。この御本仏に背き奉れば、磁石が鉄を吸うように、日本は自然と隣国の逼めを受けるのです。
 
  朝鮮半島緊迫 
 
 いま朝鮮半島がいよいよ危険になって来た、緊迫して来ました。北朝鮮は朝鮮半島で動乱を起こすかもしれない。そうなれば数十万の難民が日本に押し寄せてくる。
 また北朝鮮は先般、長距離ミサイルを発射しましたが、日本にとってはそれより怖いミサイルがある。それがノドンミサイルです。射程は一三〇〇キロ、日本列島はすべてその射程内に入ってしまう。北朝鮮はいま核弾頭を小型化して、このノドンミサイルに搭載しようとしている。
 ノドンは二〇〇基から三〇〇基が、すでに配備されている。これが一斉に発射されたら、どんなミサイル防衛装置も役に立たない。日本はそういう危険にさらされているのです。
 
  中国の侵略刻々と 
 
 さらに中国は南シナ海の軍事基地化を急速に進めております。浅瀬を埋め立てて飛行場を建設し、戦闘機を配備し、レーダーを設置し、ついにいま地対空ミサイルまで据え付けた。これは海南島の原子力潜水艦基地を防衛し、さらに台湾侵攻の際の米軍介入を阻止するためです。
 しかしこの目的を果たすためには、南シナ海の軍事基地化だけではまだ足りない。さらに日本の尖閣諸島を奪う必要がある。そしてその先には沖縄が、そしてついには日本本土が危うくなるのであります。
 大聖人様は十字御書に「法華経をかたきとする人の国は、体に影の添うがごとく、わざわい来たるべし」と仰せあそばす。この他国侵逼の大難をのがれるには、広宣流布・国立戒壇建立以外にはない。
 正系門家濁乱の中、いま大聖人様の仰せのままに戦っている仏弟子の大集団は、顕正会以外にはない。大聖人様は顕正会の前進をお待ちあそばす。
 さあ、一八❍万眼前の大法戦、全組織が誓願を大きく突破して、何としても大聖人様に応え奉ろうではありませんか。以上。(大拍手)


  第六天の魔王のターゲット 

 
 浅井会長は云う。 「広宣流布が近づくにつれ、第六天の魔王は何としてもこれを阻止しようとする。どうやって阻止するのか。それは、最大の実力者の身に入って、その者を狂わせればいいのです」と。
 
 昭和49年、宗門に於けるキーマン(実力者)は、数は小なりと雖も妙信講の本部長、浅井昭衛氏だった。第六天の魔王は、みごとに浅井昭衛氏の身に入って「魔心・愚心出来」せしめ、狂わしめた。
 どのように、魔心・愚心出来したか。慢心(成功体験と全能感)によって、全権の理事長に就任し、

 1) 自ら妙信講の解散処分を招き
 2) 法廷闘争で宗門を敵にまわし
 3) 離反寸前だった宗門と創価学会を協調させた
  (詳しくは、拙著 「迷走する顕正会を斬る」 第五章・第六章 参照)

 宗門の 「何という堕落、何という濁乱か」の現状は、浅井昭衛氏にその責任の多くがある。
 外には、正系門家をして四分五裂に導き、広宣流布を阻止し「濁乱の極」に導いたのは、他ならぬ浅井昭衛氏である。
 
 そして内においても、浅井昭衛氏は宗教法人「顕正会」会長の座に居座り、「国立戒壇」を看板にして、純粋な会員を使役し搾取し隷属させ、多くの人々の生活・人生を無惨にも破壊し続けている。
 会員は、道具でしかない。浅井会長の為にと 一途に活動する会員諸氏を使い捨て、独裁国家のような理不尽な組織運営を、40年以上も続けて来た。

 浅井昭衛氏には、国立戒壇建立への本気の「意志」も、「戦略」も「プラン」もない。あるのは 「プライド」と宗門への 「恨み」と、「はったり」と 「諸天頼み」である。
 教学研鑽を排除するのは、国立戒壇が見せかけの「看板」に過ぎないことを、会員に隠蔽するためである。浅井昭衛氏にとって国立戒壇もまた、<過去の功績>を会員に賛嘆させるための、都合のいい道具に過ぎない。

 各地に会館を建て、自ら複製せしめた異形の「大幅形木本尊」を祀らせることは、かつて日銀総裁の印がない札は「偽札だ」と本尊乱造を批判・否定した、自身の言明に違背している。「何という堕落、何という濁乱か」。
 「この男にも、第六天の魔王が入った」と他者を批判しつつ、自分は特別・別格だと思い込んでいる。こうした事例は、各種の人格障害にもよく見られる症例である。
 
 「無二の師匠」こそ、格好の魔のターゲットだったのだ。近いうちに顕正会員諸氏は、その師匠を失うことになる。
 しかし、自暴自棄になってはいけない。自分の生命と、家族は大切にしよう。人生をやり直すことは、必ずできるのだから。

          平成28年6月 櫻川 記






 
 

 日蓮大聖人への恋慕渇仰が成仏に繋る

   「お慕わしい、有難い」の心で御名を唱え奉れ

   九州広布は「一万人九州大会」で決する

                 顕正新聞 2013年6月15日 (1278) 号
 
 まことに立派な会館が建ちました。
 そしてこの会館にただいま、戒壇の大御本尊の分身であられる御本尊様がお出ましになられたこと、有難さでいっぱいであります。
 先ほどから、みなさんの登壇を聞いておりましたが、九州には熱気が漲ってきた。この信心、この熱烈な気魄があれば、九州広宣流布は必ずできる。この思いが湧いてまいりました。
 
 強敵を悦ぶ信心に立て
 
 それにつけても、九州の広宣流布を妨げようとする魔障は凄まじかったですね。ことに長崎会館建設の時は尋常ではなかった。
 この中で、長崎会館の御入仏式に参加した人、どれくらいいますか。手を挙げて下さい。(はい、わかりました)
 
 長崎会館建設時の凄まじき妨害
 
 こういうことですね。
 日蓮大聖人の仏法を弘めて日本を救わんとする、日本国で唯一の清らかな仏弟子の団体・顕正会に対し「オウムのような怖い団体」「こんな団体の会館が建ったら長崎はメチャクチャになる」などとデマ宣伝し、煽動する者があって、地域住民を表に立てた大規模な反対運動があったのです。
 まず署名運動が行われた。数千人の署名が、あっというまに集まった。これを見れば、背後に大きな組織が動いていたことは、火を見るより明らかです。
 次いで市会議員が動かされ、市長までも動かされた。
 さらに、会館建設用地は銀行所有の土地を顕正会が買い取ったものですが、「銀行が顕正会に売ったことが怪しからん」ということで、地域住民たちが銀行に押しかけ「買い戻せ」と迫った。銀行というのは地域住民には弱い。さっそく銀行の部長と課長が顕正会本部を訪れ、理事長と面会して「何とか買い戻したい」と申し入れた。こんな理不尽な話はないから拒絶すると、銀行側もよくわかっている。「こんな無理な話はありませんが・・・」と困惑のていだった。結局、銀行は部長に責任をとらせ、左遷して地域住民を宥めた。
 地域住民はさらに建設会社にも圧力をかけた。ために会館の建設工事は大きく遅れた。
 まことに理不尽、狂気のいたりともいうべき反対運動でした。
 
 強敵を悦べ
 
 その中に、長崎会館の御入仏が堂々と行われたのです。
 大聖人様は「人をよくなすものは、かたうどよりも強敵」と仰せでありますが、あれから九州は伸びた。強敵がなければ、ダメなんです。ほめられてばかりではダメなんだ(大笑)。
 第六天の魔王は、顕正会こそ日蓮大聖人の真の弟子、国立戒壇の御遺命を守る唯一の集団ということを誰よりも知っている。ゆえに学会・公明党を動かし、何も知らぬ地域住民を煽動し、前進を阻もうとしたのです。
 煽動された人たちは、あとで必ず「しまった」「あのとき悪口いったので、それから罰ばかり」(笑)「知らずとはいえ、よくもあんな悪口を言ったもの」と言って謝ってくる時が来ますから、みなさん、楽しみにしていて下さい(笑)。
 しかしこの熊本会館の時は、もう全く妨害はなかったですね(笑)。だから工事もまことにスムーズ(笑)。ただ、婦人部や女子部が毎日来ては下からカメラでパチパチ撮る(爆笑)。それで建設作業員が照れちやって(爆笑)、おかげで工事がちょっと遅れた(大爆笑)。
 
 「方人よりも強敵」
 
 いいですか。「人をよくなすものは、かたうどよりも強敵」と。ですから、強敵を悦ばなければいけない。
 大聖人様は三類の強敵をお悦びになられた。私たちも弟子であれば、それを悦んで乗り越え、最後に「大聖人様、このように戦わせて頂きました」と御報告ができるよう前進していきたい。
 
 一万人九州大会を
 
 さて、この熊本会館は九州のほぼ中央に位置しており、収容人員も九州の会館の中では最大です。私はこの熊本会館を、九州の中心の法城だと思っております。
 九州に最初の会館が建ったのが大分会館、十二年前でしたね。それから長崎、宮崎、鹿児島、そしてこの熊本、明年には福岡会館が建つ。これで佐賀を除いて、九州全県に広布の法城が屹立したことになります。
 
 「九州先陣」の戦い起こせ
 
 私は日本の広宣流布の上から、九州がいかに大事かを常々、見つめております。
 いいですか。日本列島の北は東北、南は九州ですよ。この北と南で広宣流布の熱風が巻き起これば、日本の広宣流布は必ず成る。
 だから私は、東北の顕正会員に、先陣を切ることを励まし続けてまいりました。東北の同志は、この「東北先陣」の号令に、けなげに応えてくれました。
 さあ、いよいよ九州です。九州は今、時来たって熱気がたぎり、信心強き純粋な人材、地涌の流類が続々と出てきた。まことに頼もしい限りです。
 いよいよ東北と相呼応して、九州先陣の戦いを、本日から敢然と巻き起こしてほしい。しっかり頼みます。(ハイッ)
 
 九州広布を決する 「一万人九州大会」
 
 そして、前々から胸に懐いていた一万人の九州大会、いよいよやる時が来ましたね。
 いつ開催するか――。私は三年後の平成二八年、九州随一の大会場でこれを開きたいと思っております。この大会こそ、まさに九州広布を決定する出陣であります。
 いま久保婦人部長が「明年は三千を結集する」と決意を述べていたが、私は三年後には、三者合わせて一万を必ず大きく突破すると思っております。
 三年後、私はもう一度まいります。一万を超える全九州こぞっての大会、九州広布はもう絶対だという大会を、大聖人様にご照覧頂きたいのです。
 さあ、九州の男子・女子・婦人部一結して、この大会を一点に見つめ、新しい邁進を開始してほしい。こう私は強く念願しているが、みなさん、どうです。(大拍手)
 
 信心口唱こそ 「蓮祖化導の一大事」
 
 さて、広宣流布の最終段階を迎えて、いま全顕正会員の勤行が、一段と真剣さと信心の深みを増してきたこと、私は何より有難いことと思っております。
 「お慕わしい」「有難い」の恋慕渇仰の信心で、大聖人様の御名を「南無妙法蓮華経」と唱え奉る、この情感あふれる信心口唱が、いま全顕正会にみなぎって来たのであります。
 この信心口唱こそ、御本尊様の功徳を頂くただ一つの方法、我ら凡夫が仏に成らせて頂く唯一の道であります。
 ゆえに日寛上人は「蓮祖化導の一大事」と仰せられている。これこそ三大秘法の本門の題目ですね。
 
 当流行事抄の重大御指南
 
 さらに日寛上人は当流行事抄において、私たちが唱え奉る本門の題目と、御本尊と、日蓮大聖人との関係、この大事な三つの関係を、はっきりと次のごとくお示し下されている。
 「問う、我等唱え奉る所の本門の題目、其の体何物ぞや。謂く、本門の大本尊是れなり。本門の大本尊、其の体何物ぞや。謂く、蓮祖大聖人是れなり」と。
 何とも重大な御指南ですね。まさに御相承から発せられた重大な御指南であると、私は深く拝しております。
 いいですか。私たちが唱え奉る本門の題目の体とは何か。それは本門の本尊である。では、本門の本尊の体とは何か。それは実に日蓮大聖人であられる――と。
 身延派などの邪宗日蓮宗や立正佼成会・霊友会なども題目を唱えている。しかし彼らはその体を知らない。だから釈迦仏像に向って唱えたり、あるいは鬼子母神・竜神・稲荷などに向って唱えたりしている。これらの輩は、題目の杖をついて地獄に堕ちるのです。
 我等が唱え奉るお題目の体は、まさしく本門の本尊、すなわち戒壇の大御本尊様なのです。
 この日蓮大聖人の仏法上の御名が「南無妙法蓮華経」なのです。このことは、大聖人御自ら御義口伝に「されば無作の三身とは末法の法華経の行者なり。無作三身の宝号を南無妙法蓮華経と云うなり」と。
 無作の三身とは久遠元初の自受用身のこと。この無作三身とは末法の法華経の行者、すなわち日蓮大聖人の御事である。その無作三身の宝号を南無妙法蓮華経というのである――と仰せられている。
 さらに日寛上人は 「末法下種の教主日蓮大聖人は、即ち是れ本地無作の三身・南無妙法蓮華経仏なり」と。
 南無妙法蓮華経という生命の極理をお覚りになった仏様だから、日蓮大聖人を南無妙法蓮華経仏と申し上げるのです。まさに日蓮大聖人の仏法上の御名は南無妙法蓮華経であられる。
 その御名を、「お慕わしい」「有難い」との恋慕渇仰の信心で唱え奉れば、「名は必ず体にいたる徳あり」で、直ちに体である御本尊・日蓮大聖人に通じて、我ら凡夫が御本尊・大聖人様と一体になり、凡夫が仏に成らせて頂けるのであります。
 
 仏様が懐まれる
 
 このことを大聖人様はわかり易く 「南無妙法蓮華経と心に信じぬれば、心を宿として釈迦仏懐まれ給う」とお教え下さる。
 釈迦仏とは本因妙の教主釈尊のこと、すなわち日蓮大聖人の御事です。日蓮大聖人様が、私たちの心に宿って下さるのです。その宿って下さった仏様がだんだんだんだん成長し、ついに私たちが一生成仏を遂げることができる。
 しかし、未活動になってしまったら、宿った仏様は育たない。また大聖人様に背いて退転すれば流産してしまう。だから怠けずに、恋慕渇仰の信心口唱に励まなければいけないのです。
 
 「恋慕渇仰」について
 
 さて、きょうは、この「恋慕渇仰」ということについて、もう少し詳しく申します。
 まず恋慕渇仰という言葉ですが、これは本来、仏法から出ているのです。三千年前の法華経の寿量品の中にあるのです。
 恋慕とは仏様を恋い慕うこと。渇仰とは、喉がカラカラに渇いたときに水を求めるように仏様を仰ぎ慕うこと。これが恋慕渇仰の本来の意味ですね。
 ところが、今は恋慕というと色恋沙汰だけに用いられる。「横恋慕」とか。
 岸恵子が最近「わりなき恋」などという自伝小説を書いた。売れてるかどうかは知りませんが(笑)、彼女は昭和六年生まれで私と同い年です。「いい年して、そんな本、書くんじゃない」と言いたくなるんですが(大笑)。
 それはともかく、恋慕といえば色恋沙汰だけと世間では思っているが、本来は仏法の言葉なのです。
 
 恋慕渇仰こそ 信心の究極の姿
 
 寿量品の長行には 「心懐恋慕・渇仰於仏・便種善根」(心に恋慕を懐き、仏を渇仰して、便ち善根を種ゆべし)とある。仏様を恋慕渇仰することによって善根が種えられる、成仏の種が植えられると説かれている。
 また自我偈には 「咸皆懐恋慕・而生渇仰心」(咸く皆恋慕を懐いて、渇仰の心を生ず)とある。
 これは広宣流布の時の姿ですよ。国中の人々がことごとく皆、日蓮大聖人に恋慕を懐いて渇仰の心を生ずると。そして一国こぞって 「一心欲見仏・不自惜身命」の信心に立ったとき、戒壇の大御本尊は国立戒壇に御出ましになる、という深義が説かれているのです。
 このように、恋慕渇仰というのは、まさに信心の究極の姿です。仏様を恋慕すれば成仏につながるのであります。
 ですから大聖人様は、佐渡の千日尼御前・国府尼御前の二人に、身延の山から送られたお手紙の中で、こう仰せられている。 「日蓮をこいしくをはしせば、常に出ずる日、ゆうべにいづる月ををがませ給え。いつとなく日月にかげをうかぶる身なり」と。
 この御文を、いま広布前夜の私たちの立場で拝すれば 大聖人様を恋いしく思うならば、富士大石寺にまします戒壇の大御本尊様を遥拝し奉れ ―― ということになる。
 千日尼御前を始めとして御在世の方々は、皆、理屈ぬきに大聖人様を恋慕渇仰し奉っていた。だから一生成仏が叶ったのであります。
 
 恋慕渇仰とは 「お慕しい、有難い」
 
 この恋慕渇仰の信心を一言で表わせば、まさしく「お慕わしい」「有難い」になるでしょう。だから私は、「お慕わしい」「有難い」との思いを以て、大聖人様の御名を南無妙法蓮華経と唱え奉れ ―― と言うのであります。
 この恋慕渇仰が成仏につながるのです。凡夫には「一念三千」といわれても、なかなか理解できない。ゆえに大聖人様は十章抄に 「但一向に南無妙法蓮華経ととなえさすべし。名は必ず体にいたる徳あり」と仰せられているのです。
 一念三千の深い哲理がわからなければ成仏できないのではない。ただ恋慕渇仰して南無妙法蓮華経と唱え奉れば、直ちに大聖人様に通ずるのです。私も頭が悪いから「一念三千の観」を先とせず、ただ「有難い」「お慕わしい」だけの信心で進んでいるのです。
 
 悪人を信ずれば悪道に堕す
 
 このように、仏様への恋慕は成仏につながる。しかし恋慕にも善悪がある。
 たとえば悪い男、インチキ男に恋慕してしまったら、身の破滅、一生を棒に振ることもある。悪いのは男だけじゃない、女のほうだって悪いのはいくらでもいる(大笑)。そういうのに引っかかると、男もたいへんなことになる(大笑)。結婚詐欺で中年男を手玉に取ったのがいましたね。数千万も騙し取られた男もいた。
 心がフラフラしていると、簡単に悪人に騙されるのです。出会い系サイトなどで、相手の顔もわからないのに心が惹かれ、ノコノコ出かけて、犯罪に巻き込まれることもある。
 
 恐るべきは悪智識
 
 しかし、世間の悪人に騙されるのはまだいい。最も恐ろしいのは邪教の坊主に騙されることです。世間の悪人に騙されても悪道には堕ちないが、邪法の悪人に騙されれば必ず三悪道に堕ちる。
 ゆえに立正安国論には涅槃経を引いて、こう仰せられている。「菩薩、悪象等に於ては心に恐怖すること無かれ、悪知識に於ては怖畏の心を生ぜよ。悪象の為に殺されては三趣に至らず、悪友の為に殺されては必ず三趣に至る
 ―― 我が弟子の菩薩たちよ。狂暴な象などは恐れるに足らないが、悪智識(邪法を勧めて人を悪道に堕とす者)に対しては、恐いという心を起こしなさい。たとえ悪象に殺されても三趣(地獄・餓鬼・畜生)に堕ちることはないが、悪智識に殺されれば必ず三悪道に堕ちるのである ―― と。
 
 邪僧はカネと名利
 
 今の世の中でいえば、真言密教の池口惠観などは、誰にもわかる悪智識ですね。祈祷などで、迷っている人々をだまし、カネと名利を求めている。池口に限らず、邪教の坊主はすべて同じです。彼らは人々をたぶらかし、求めるところはカネと名利だけなのです。
 池口恵観の肩書き見てごらんなさい。「○○大学客員教授」というのが十数もある。阿含宗の桐山などもそうですね。名誉教授がいくつも付いている。もっとも池田大作の名誉教授・三百数十にはとうてい及ばないが(笑)。
 このように、成仏を願うよりは世俗の名利、そしてカネ、これが誑かしをする者の共通の姿であります。
 池口恵観などは、総理大臣・安倍晋三まで祈祷で誑かしてしまった。先ほど鹿児島の婦人部の山元組長が発表してましたが、聞いていて「あーよかったなー」と思った。ウィンクまでされて(大爆笑)。危ないところ、本当に(大爆笑)。
 その人がいま顕正会で体験発表している、池口が聞いたら驚くでしょう(大爆笑)。悪いことはできないもんだと(爆笑)。顕正会員にだけは絶対、触っちやいけない(爆笑)。
 
 顕正会女子部は けなげで強い
 
 先月の総幹部会でも女子部の総班長が発表しておりましたね。電車の中で痴漢をされた。その者を捕まえたら、なんと神奈川県警の警部補だったと。この警部補、とうとう辞職しましたね。新聞に出ていたそうです。
 私が驚いたのは、その女子部総班長のけなげさ、強さですよ。ふつうだったら、痴漢されたら身体が凍りついてしまうでしょうが、相手が逃げて降りようとするのを、襟首つかんで(爆笑)、放さずに一緒に降りた(笑)。そしてホームで大声で「痴漢です」と叫んだという(笑)。
 襟髪つかんで捕まえるなんて、ふつうじゃできない(笑)。なぜできたか。彼女は女子雷門会で(大爆笑)、和太鼓叩いて腕を鍛えていた(大爆笑)。またどうして大きな声で「痴漢」と叫べたかというと、女子コーラスで喉を鍛えていたと(大爆笑)。
 今回のことで、神奈川県警でも訓辞するでしょう。顕正会の女子部には手を出すなと(爆笑)。
 
 元品の無明が抵抗
 
 それはさておき、凡夫は悪人には簡単に騙されるのです。
 ところが「日蓮大聖人を信じなさい」と折伏されても、「まだ信ずる気にはなりません」などと抵抗する。これは、誰の生命にも「元品の無明」という根本の迷い、根本の煩悩がそなわっているからです。この元品の無明が、本仏・本法を耳にすると抵抗するのです。これを打ち破っていくのが折伏なのであります。
 もう広宣流布は近い。やがてすべての人々が目ざめてくる。
 
 日蓮大聖人こそ全人類の主師親
 
 もう杖・柱と頼むのは日蓮大聖人だけ、恋慕渇仰し奉るはただ日蓮大聖人御一人と、すべての日本人がめざめる時が来るのです。
 そうでしょ。日蓮大聖人こそ、全日本人・全人類の、主君であり、師匠であり、父母であられるのです。
 
 主徳とは
 
 では、主の徳とはどういうものか。
 あの竜の口の絶大威力を見てごらんなさい。国家権力が頸を切らんとして切れず、かえって兵士たちがひれ伏してしまったではないか。このような御方が世界のどこに存在しますか。
 平左衛門はこの大聖人を憎んで、御頸を刎ねんとした。だが、御頸は刎ねて刎ねられず、日本の柱は倒して倒されず。よって大蒙古の二度の責めにも、日本は亡んで亡びずだったのです。
 まさに日蓮大聖人がましませばこそ、日本は亡びなかったのです。このように絶大威徳を以て、日本を、全人類を、守護して下さる。この大恩徳を主徳というのであります。
 
 師徳とは
 
 次に師徳とはどういうものか。
 透徹の大智恵を以て一代聖教の淵底を究め、諸宗の邪義を見抜かれ、唯一の成仏の大法たる文底深秘の大法をお覚りになって私たちに教えて下さった。この教導の徳を師匠の徳という。
 
 親徳とは
 
 また親の徳、父母の徳とはどういうものか。
 流罪・死罪の大難を耐え忍ばれて、一切衆生に「南無妙法蓮華経と唱えよ」とお勧め下された大慈大悲こそ親の徳であられる。
 大聖人様は骨まで凍る佐渡の冬を、何と三度も耐え忍ばれたのです。そして「母の赤子の口に乳を入れんとはげむ慈悲」を以て、私たちに「南無妙法蓮華経と唱えよ」とお勧め下さった。
 これは、何としても一切衆生を成仏せしめんとのお慈悲以外にない。この大慈大悲を親の徳と申し上げるのです。
 
 この主・師・親の大恩徳がわかると、勤行の時の観念文において「末法下種の主師親・大慈大悲、南無日蓮大聖人」と観念申し上げ、御報恩謝徳する意味が、よーくわかりますね。
 この大聖人様の絶大威徳・大恩徳を全日本人に教え知らせるのが、我が顕正会の責務であり、使命なのであります。
 さあ九州こそ、列島の南からその先陣を切ってほしい。しっかり頼みます。(ハイッ)
 
 広布前夜の大罰刻々と
 
 もう広宣流布は近い。
 これから日本は、加速度をつけて八方塞がりになっていくから、仏法の眼でよーく見ててほしい。これ日蓮大聖人に背き続けるゆえであります。
 
 アベノミクス、必ず崩壊
 
 まずアベノミクスですが、経済学者がいろいろ難しいことを言っておりますが、これが破綻することは、常識で考えればよくわかるのです。
 いいですか。日本には一千兆円もの、返済不能といわれる大借金があるのです。このままでは、国家が破産する。そこで本来ならば、全国民が必死になってこの借金を返していかなければいけないのに、借金は減るどころか、毎年、増えているのが現状です。
 ところが安倍首相は、この大借金の上に、さらに無制限の借金を作って、そのカネを市中にバラ撒こうとしている。これが黒田日銀の「異次元の金融緩和」というものです。こんなことで日本経済が立ち直るなら、誰でもやっているでしょう。日銀前総裁の白川さんがこんな無謀なことをしなかったのも、財政破綻、国家破産を恐れるからですよ。
 政府が「デフレ脱却」の名分で、日銀にどんどんお札を刷らせて市中にバラ撒いたらどうなるか。まず株が上がる。マスコミはこれを囃(はや)すから、景気がよくなったように見える。内閣の支持率も上がる。安倍首相の狙いはここにある。

 しかし実体経済は少しも改善されてないから、やがて株は暴落する。もっと深刻なことは、通貨の価値が減って円安が止まらなくなることです。今はみな「円安、円安」といって喜んでいるが、そのうちに円安は止めように止まらなくなる。
 日銀が無制限にお札を刷れば、通貨の価値が減るのだから、そうなるのは当り前。すなわち国民を苦しめる大インフレが起きてくるのです。
 同時に、日本財政への信認が失われる。世界中が、日本はもう借金を返済することができないのでは、と見たら、「今のうちに円を売ってドルに」「日本国債を売って米国債を買っておこう」ということになる。国内の資産は海外逃避し、海外の投機筋も「日本売り」を一斉に仕掛けてくる。
 かくて、円も国債も株も大暴落し、ハイパーインフレとなって、国民が地獄の苦しみを受けるのです。
 だが、ハイパーインフレになれば、政府の一千兆円の大借金は目減りする、チャラになる。不人気な増税などしなくとも、自動的に国民に大借金を背負わせることができる。もしこれを承知のうえで無謀な金融緩和をやったのだとしたら、安倍晋三・黒田東彦は大悪人ということになる。
 いずれにしても、アベノミクスは国家破産を早める大悪政であります。
 
 TPPで日本を売り渡す
 
 そしてTPPは、何とごまかそうとも「すべての関税、非関税障壁の撤廃をめざしている」ものであって、その交渉内容は、国民はもちろん国会議員にすら一切知らされてない。その中で安倍政権は米国に求められるまま、譲歩に譲歩を重ねて日本を売り渡さんとしているのです。
 TPPというのは、米国の多国籍企業が日本に進出して利益を得るために、アメリカの制度やルールを日本に強要するところにその本質がある。
 その強要の道具が、ISD条項ですよ。日本に進出してきた米国の企業が、日本のこういう法律が、ルールが、仕来りが、自分たちの儲けの邪魔になると思えば、日本政府を訴えることができるのです。日本の主権が犯される。だから恐いのです。
 まさにTPPは、米国大企業が日本を経済植民地にするための罠なのであります。
 
 巨大地震の連発
 
 さらに、首都圏と南海トラフの二大地震は、いまヒタヒタと迫りつつある。もしこの二つの巨大地震が発生したら、それだけで日本は潰滅してしまうのです。
 そして、3・11に始まったこれら地震の連発を仏法の眼で見るならば、これこそ恐るべき他国侵逼の前相、同時に広宣流布の大瑞なのであります。
 
 侵略の触手 沖縄へ伸びる
 
 すでに中国政府は四月二六日、公式に「尖閣諸島は中国の核心的利益」と明言した。「核心的利益」とは、「いかなる代償を払っても絶対に譲歩せずに守る国家利益」すなわち「武力行使も辞さない」ということです。
 私は四月二八日の立宗御報恩勤行会において「この次は、沖縄を核心的利益と言い出すに違いない」と述べましたが、中国共産党の機関紙・人民日報は五月八日、「沖縄県の帰属は歴史上の懸案であり、未解決の問題だ」とする論文を掲載した。
 これに対し、菅官房長官が翌九日、「(論文が)中国政府の立場であるならば、断固として受け入れられない」と抗議した。
 ところが同日、中国外務省の華春瑩報道菅は「申し入れや抗議は受け入れることができない」と反論した。中国のこの一連の動きは、まさしく沖縄を「中国の核心的利益」とする伏線であります。

 で、始末に悪いことは、いま沖縄県内では「琉球独立運動」というのが起きており、これを中国が煽っているのです。これはやがて沖縄の自界叛逆となる。何ともいやですね。そのうえで、武力を背景に「沖縄は核心的利益」と言われたら、その脅威は無人の尖閣諸島の比ではない。
 そしてついには、いよいよ「日本列島こそ中国の核心的利益である」などと言い出す時が来る。まもなく対馬にも中国人がどんどん増えてくるから見ててごらんなさい。彼らは土地を買い漁って地主となり、さらに地方参政権も要求する。もしそれを得れば、対馬の市長が中国人になってしまうかもしれない。
 こうして着々と橋頭堡が築かれ、ついにはいよいよ日本本土が侵略されるのであります。
 
 日蓮大聖人ただ御一人 日本をお救い下さる
 
 この恐るべき他国侵逼から日本をお救い下さる仏様は 「我日本の柱とならむ・・・等と誓いし願やぶるべからず」と御誓願あそばされた、日蓮大聖人ただ御一人であられる。
 顕正会は諸天の慟きと呼応して、何としても日蓮大聖人のこの絶大威徳・大恩徳を、全日本人に教え知らしめなければならない。日本の亡びる前に、他国侵逼の始まる前に、何としても国立戒壇の鍵たる六千万の地涌出現を成し遂げなければならない。
 大聖人様の御力によって、このことは必ず成る。
 さあ、九州の皆さんこそ、この戦いの先陣を切ってほしい。全九州の人々に恋慕渇仰のお題目を唱えさせてほしい。
 しっかり頼みます。(ハイッ)以上。(大拍手)
 
 
 
 
 
 
 
 
     
 

 創価学会「極限の大謗法」さらに徹底

  戒壇の大御本尊否定の勤行要典、会則変更

  顕正会はいよいよ御在世の信心に立ち還る  

              顕正新聞 平成28年1月5日(1363)号
 
 きょうの総幹部会も素晴らしいですね。大感動いたしました。
 
   二百万は大地を的とする  
 
 さて、国難二年もあっという間に過ぎ去り、本日が最後の総幹部会であります。この一年の前進、まことに見事でした。みなさんの、いささかも弛まぬけなげな御奉公、私はただただ有難く思っております。
 先月の総幹部会でも申しましたが、本年の十一月末で、顕正会の死身弘法は一七七万を突破しました。二〇一九年までの二百万はもう絶対、大地を的とするところであります。
 この濁悪の日本国において、日蓮大聖人に忠誠を貫く二百万の仏弟子の大集団が出現したということは、まさにこれ、大聖人様のお召し出だしであると、私は深く拝しております。
 
   極限の大謗法をさらに徹底  
 
 一方、仏法の濁乱を見れば――
 学会は昨年十一月、あろうことか戒壇の大御本尊を捨てるという極限の大謗法を犯した。そして本年、いささかの改悔もなく、さらにその大謗法の徹底をいま謀っております。
 
   勤行要典と会則変更  
 
 どういうことかと云えば 本年の十一月十八日、学会は「創立記念日」に当るとのことで、この日を期して、新たに「勤行要典」を制定し、同時に会則を大幅に変更した。
 この会則変更は、昨年十一月七日に教義条項を 「弘安二年の御本尊を今後、受持の対象にはしない」と改変したが、この極限の大謗法に基づいて、他の条項にも変更を付け加えたというものです。
 つまり、十一月十八日を期して、新しい経本を作り、会則を変更し、昨年の大謗法をさらに徹底したということであります。
 

   「勤行要典」の観念文は大謗法  

 
  まず新しい経本の観念文を見ると、最初に「御本尊への報恩感謝」との項目があり、次のような文言が記されている。 「法華経の肝心・南無妙法蓮華経の御本尊に南無し、報恩感謝申し上げます」と。
 まさにこれこそ、本門戒壇の大御本尊を、完全に捨てさせる観念文であります。
 これまでの経緯を見てごらんなさい。
 池田大作は阿部日顕と抗争して破門された直後の平成四年、経本の観念文から 「本門戒壇の大御本尊」の九文字を抜き取って 「一閻浮提総与・三大秘法の大御本尊」と改変した。しかし一般会員は 「一閻浮提総与」という文言があるから、これは戒壇の大御本尊を指しているものと思い込んでいた。
 ところが今回の観念文では、その「一閻浮提総与」も削除し、ただ 「法華経の肝心・南無妙法蓮華経の御本尊」としたのです。これではいかなる御本尊か全くわからない。
 この観念文こそ、まさに戒壇の大御本尊を、八百万学会員に完全に捨てさせたものであります。
 
   「文底秘沈」を隠す  
 
 いいですか。
 「法華経の肝心」と池田大作一党は言っているが、「法華経の肝心」だけでは権実相対ではないか。「本門寿量品」と言って、始めて本迹相対となる。
 さらに「寿量品の肝心・文底秘沈の大法」と申し上げて、始めて種脱相対が明らかになるのです。そしてその「文底秘沈の大法」こそ、まさに「本門戒壇の大御本尊」であられる。
 ゆえに日寛上人は撰時抄の文段に 「問う、文底深秘の大法その体如何。答う、即ち是れ天台未弘の大法・三大秘法の随一・本門戒壇の御本尊の御事なり」と仰せられている。
 いま池田大作一党は、昨年十一月に会長原田稔が宣言した「弘安二年の御本尊は受持の対象にはしない」との極限の大謗法をさらに徹底するために、このような新しい経本を作ったのです。戒壇の大御本尊に敵対するこの観念文で、どうして成仏が叶いましょうか。
 

   日目上人以下 歴代上人を削除  

 
 さらに学会の観念文では、第三祖日目上人以下歴代先師上人への御報恩講徳の文が削除され、替わって「三代会長への報恩感謝」なる一文が入っている。
 云く 「創価学会初代会長牧口常三郎先生、第二代会長戸田城聖先生、第三代会長池田大作先生を広宣流布の永遠の師匠と仰ぎ、その死身弘法の御徳に報恩感謝申し上げます」となっている。
 
   なぜ日目上人を削除したのか  
 
 なぜ日目上人以下歴代上人を削除したのかと言えば戒壇の大御本尊を否定する創価学会にとっては、何よりも日目上人への御付嘱状の 「日興が身に宛て給わる所の弘安二年の大御本尊、日目に之を授与す」との一条が邪魔になるのです。
 
   日寛上人の御指南も邪魔になる  
 
 また歴代上人の中でもことに日寛上人は、戒壇の大御本尊の唯一絶対を、徹底して懇切に御指南下された御方であられる。
 観心本尊抄文段を拝見しただけでも、次のごとくです。「就中、弘安二年の本門戒壇の御本尊は、究竟の中の究竟、本懐の中の本懐なり。既に是れ三大秘法の随一なり。況や一閻浮提総体の本尊なる故なり
 あるいは 「宗旨建立已後第二十七年に当たって、己心中の一大事、本門戒壇の本尊を顕わしたまえり
 あるいは 「本門戒壇の本尊は、応に是れ総体の本尊なるべし。是れ則ち一閻浮提の一切衆生の本尊なるが故なり。自余の本尊は応に是れ別体の本尊なるべし。是れ則ち面々各々の本尊なるが故なり」と。

 さらに六巻抄の依義判文抄では、三大秘法の開合の相を明示されて
 「実には是れ一大秘法なり。一大秘法とは即ち本門の本尊なり。此の本尊所住の処を名づけて本門の戒壇と為し、此の本尊を信じて妙法を唱うるを名づけて本門の題目と為すなり。故に分ちて三大秘法と為すなり。又本尊に人有り法有り、戒壇に義有り事有り、題目に信有り行有り、故に開して六義と成る。此の六義散じて八万法蔵と成る。
 当に知るべし、本尊は万法の総体なり。故に之を合する則は八万法蔵但六義と成り、亦此の六義を合すれば則ち但三大秘法と成り、亦三大秘法を合すれば則ち但一大秘法の本門の本尊と成るなり。故に本門戒壇の本尊を亦三大秘法総在の本尊と名づくるなり」と。
 このように日寛上人は、御書の文段・六巻抄のいたる所において、本門戒壇の大御本尊こそ、日本乃至一閻浮提の一切衆生が帰依すべき成仏の法体、唯一絶対の大御本尊であられることを、徹底して御指南下されている。
 これは池田大作一党にとっては大いに邪魔になる。
 
   日寛上人を軽侮  
 
 だから彼らは日寛上人の御指南を、「日寛教学」などと言って軽侮し、学会教学部の「教義条項改正に関する解説」でも「日寛教学の一大秘法、六大秘法という用語は、今後用いない」(聖教新聞・平成27年1月30日付)などと言い、あるいは日寛上人が本門戒壇の大御本尊を唯一絶対とされていることを批判して「要法寺の法主が続き、疲弊した宗派を護るという要請に応えて、唯一正統性を強調する時代的な制約」があったと言っている。
 前会長の秋谷栄之助(最高指導会議議長)も、教義変更の際の小委員会において「弘安二年の御本尊については、南無妙法蓮華経の法体を文字曼荼羅に図顕された御本尊であるが、唯一絶対の御本尊と大聖人が定められた証拠はない。日寛上人が『究意中の究竟』等(と言われたのも)、宗派の確立のために確定されたとも推定される」「弘安二年の御本尊も何の徳用も働かない。……他宗の身延派や、中山系、京都系が保持している真筆の御本尊と同じ事になる」(「大御本尊問題の経過について」(2013・9・28)と大謗法の悪言を吐いている。
 何という無道心、恥知らずなバカどもかと、私は思う。
 
   「吾が祖の本懐掌に在るのみ」  
 
 日寛上人は文底秘沈抄の冒頭において、こう仰せられている。「於戯天晴れぬれば地明らかなり、吾が祖の本懐掌に在るのみ」と。
 なんと凄い御言葉であろうか。大聖人様の甚深の御境界、その奥底・淵底を究められた日寛上人にして、始めて言い得る御言葉であられる。
 しかし智恵浅き凡夫には、日寛上人の六巻抄・御書文段等が、大聖人様の御意に叶う唯一の御講説とはわからない。
 
   御臨終の証拠を拝せよ  
 
 そこで日寛上人は、羅什三蔵の「舌焼けず」の故事にならって、御自身の臨終の姿を以てこれを信ずべきことを、前もって予言された。果してその御臨終のお姿は、御予言に寸分も違わなかった。この崇高な御遷化を拝して、門下一同いよいよ信を深めたという。
 日寛上人のこの御振舞は、後世のためにあそばされたものです。よって私は、この一事を以て日寛上人を絶対と信ずる。日寛上人の御指南を通して大聖人様の御書の甚深の極理を拝し、いよいよ広宣流布の時に御奉公申し上げねばならぬと。これが私の思いであります。
 池田大作一党がいま、下卑た凡夫の浅智恵を以て、「日寛教学」などと蔑むのは、まさにバカだからできるのです。これを「盲(めくら)蛇に怖じず」という。
 自分か愚かだから、日寛上人の精緻をきわめた御法門がわからない。信心がないから日寛上人の大聖人様に対し奉る大信心・大忠誠がわからないのであります。
 
   池田大作が 「永遠の師匠」に  
 
 さて、池田大作一党はこのように、日目上人および日寛上人が邪魔になるから、日目上人以下歴代上人をすべて削除したのです。
 そのうえで、学会の「三代会長」の報恩謝徳を持って来て、「永遠の師匠と仰ぎ、その死身弘法の御徳に報恩感謝申し上げます」とした。
 しかし「三代会長」をここに挙げても、初代・二代の牧口・戸田両会長はすでに死去している。この条目はまさに、第三代の池田大作を「永遠の師匠と仰げ」ということなのです。
 天魔その身に入る悪師を永遠の師匠と仰げば、学会員は永遠に地獄に堕ちざるを得ないのであります。
 

   会規変更で大謗法を徹底  

 
 さらに今回改訂の会則では、その「前文」に次のような趣旨が、回わりくどく長々と書かれている。その要点は次の三つです。
 
   「世界広布」のたばかり  
 
 その第一は「創価学会は、大聖人の御遺命である世界広宣流布を唯一実現しゆく正統な教団である」と。これもたばかりですね。
 いいですか。「大聖人の御遺命である世界広宣流布」などと言うが、日本の広宣流布は一体どうなったのか。また三大秘法抄・一期弘法付嘱書に明示されている国立戒壇建立の御遺命はどうなったのか。
 池田大作一党は、偽戒壇・正本堂のたばかりが失敗し崩壊してしまったから、いま「世界広宣流布」などと言ってごまかしているに過ぎない。何よりも「世界広布」とは、全世界の人々が戒壇の大御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱え奉ることです。これを一閻浮提広宣流布という。
 ゆえに日寛上人は顕仏未来記の 「本門の本尊・妙法蓮華経の五字を以て閻浮提に広宜流布せしめん」との御金言を引き奉り 「故に此の本尊は広布の根源なり」(撰時抄文段)と仰せられている。
 まさしく本門戒壇の大御本尊こそ、一閻浮提広宣流布の根源であられる。この根源の大御本尊を捨てて、何か「世界広宣流布」か。ごまかしも、いいかげんにせよと言いたい。
 
   「広宣流布の御本尊」のたばかり  
 
 また「前文」には次のような趣旨が記されている。
  「池田先生は『三代会長』の師弟の魂魄を留める不変の根源の地である信濃町に、創価学会の中心道場を建立し、これを『広宣流布大誓堂』と命名し、そこに『広宣流布の御本尊』を安置し、世界広宣流布の大願を祈念した」と。
 これもたばかりに満ちている。学会の総本部として建てた「広宣流布大誓堂」なる建物を、あたかも総本山のごとくに見立て、そこに「広宣流布の御本尊」と称するものを安置したという。
 では、この「広宣流布の御本尊」とはどういうものかと言えば 戸田第二代会長が昭和二十六年五月十二日に「創価学会常住」の御本尊、すなわち創価学会本部に安置する御本尊を、富士大石寺第六十四世・日昇上人に願い出て、同月十九日に下附されたものです。
 この御本尊は血脈付法の上人が書写された御本尊であれば、当然、戒壇の大御本尊の分身です。しかるに池田大作一党は今、この分身の御本尊を以て、根源の戒壇の大御本尊を否定せんとしている。逆罪これに過ぎるはない。
 日昇上人こそ大いに迷惑され、お憤りの御事と私は拝察しております。
 
   「学会の本地と使命」のたばかり  
 
 さらに前文には 「池田先生は創価学会の本地と使命を 『日蓮世界宗創価学会』と揮毫して、学会が世界広布する教団であることを明示した」旨が記されている。
 ちなみに創価学会はこの「日蓮世界宗創価学会」の名称を、特許庁に商標登録出願し、平成二十年六月二十日付で登録されたとのことです。
 商標登録とは何ごとか。株式会社じゃあるまいし(大笑)。まことに物狂わしいかぎりであります。
 池田大作はこの戯けた名称を自ら揮毫して、「創価学会の本地と使命」を明示したというが、これこそ己れ自身の本地と使命を顕わしたつもりなのでしょう。
 まさしく 「池田大作の本地は第六天の魔王、その使命は三大秘法の破壊にある」 こう私は思っておりますが、みなさん、どうです。(大拍手)
 学会はこのような天魔を 「永遠の師匠」と会則で決めたのです。
 
   早く学会員を救いたい  
 
 私は学会員を不憫に思う。このような悪師に付いて戒壇の大御本尊様を捨てれば、今生には功徳を失い、臨終には悪相を現じ、後生には永遠に悪道に堕する。まことに痛ましいかぎりであります。
 早く八百万学会員をめざめさせ、ともに成仏の道を歩みたいと、私は念願しております。
 

   顕正会は御在世の信心に立ち還る  

 
 それにつけても、顕正会は解散処分により自然と御在世の信心に立ち還った。このこと、何とも有難いと私は思っております。
 いいですか。池田大作は破門されると、阿部日顕を強く憎悪して忽ちに本性をむき出し、戒壇の大御本尊に怨をなした。すなわち経本から「本門戒壇の大御本尊」の九文字を削り取った。これが平成四年でした。
 顕正会は解散処分を受けても、私はかえって喜んだ。この解散宣告書を手にしたとき 「大事な御遺命が破壊されんとしているとき、妙信講が安穏であっては、いかにも大聖人様に申しわけない。これで一分でも申しわけが立つ」との思いが胸に湧いてまいりました。
 
   恋慕渇仰 いよいよ強まる  
 
 解散処分を受ければ御登山はもうできない。だが、顕正会員の戒壇の大御本尊様への恋慕渇仰は、いよいよ強まったのです。
 思えば、熱原の方々は大聖人様にお目にかかることも叶わなかった。だが、その恋慕渇仰・不惜身命の信心は、ついに大聖人様の御意に叶い、大御本尊の「願主」たるを許されたのであります。
 また日興上人・日目上人の上代には、御開扉などは全くなかったのです。戒壇の大御本尊様は広宣流布の日まで、専ら秘蔵厳護し奉らなければいけない。
 現在の宗門のごとく、御開扉料稼ぎに大御本尊を利用し奉るなど、不敬も甚だしい。必ず御罰を蒙るに違いない。
 ここに顕正会は、解散処分によって自然と御在世の信心に立ち還ったのであります。
 
   遥拝勤行の大精神  
 
 全顕正会員は戒壇の大御本尊を恋慕渇仰し、遥拝し奉っては、日蓮大聖人の御名を南無妙法蓮華経と唱え奉っている。この信心口唱こそ大聖人の御心に叶い、一生成仏が叶うのであります。
 遥拝勤行とは、距離を乗り越え、直接、戒壇の大御本尊を拝みまいらせる勤行です。また会館あるいは自宅拠点での勤行は、分身の御本尊を通して戒壇の大御本尊を拝みまいらせる勤行であります。
 それぞれの勤行は、すべて富士大石寺にまします本門戒壇の大御本尊に繋がっている。これが顕正会の勤行です。だから大御本尊の無量無辺の功徳が頂けるのであります。
 遥拝勤行において最も大事なことは、「眼前に御本尊まします」の思いで拝みまいらせることです。信心に距離は関係ない。もし信心がなければ目の前に御本尊ましますとも通じない。もし信心があれば、千万里を隔てても直ちに通ずる。
 ゆえに大聖人様は佐渡の千日尼に対し 「御身は佐渡の国にをはせども、心は此の国に来れり。乃至、御面を見てはなにかせん、心こそ大切に候へ」と。
 この仰せこそ、遥拝勤行の大精神であります。
 
   お経机のこと  
 
 さらに細かいことを申します。
 遥拝勤行においては、経机を置いて富士大石寺の方に向かえば、さらに形がきちんと決まります。ことに家族全員で勤行をする場合には、一人が導師となって経机の前に座り、他の人はそれに和する。そして勤行が終わったら、経机はしまってもよろしい。
 実は遥拝勤行は、大石寺において七百年来、歴代先師上人は客殿で丑寅の勤行をなさったあと、必ず客殿内に設けられている遥拝所に座を移し、御宝蔵にまします戒壇の大御本尊に向って遥拝勤行をあそばされている。我が家からの遥拝勤行も、その精神において全く同じであります。
 で、経机は仏具屋で買うと高いとのことなので、顕正新聞社の業務部に「メーカーに直接、注文しなさい」と私は指示しました。その結果、数千円ほどで頒布できるとのことであります。
 経机は急いで調える必要はありません。状況に応じて、徐々に形を整えていったらいいと思います。
 
   過去帳のこと  
 
 また過去帳も、このたび「冨士大石寺顕正会」として調えました。この過去帳には、日蓮大聖人、日興上人、日目上人以下、歴代先師上人の御命日が記入されております。
 過去帳とは、我が家の親族・縁者において亡くなった人があれば、その氏名を記入して、命日のときに追善回向ができるようにしたものであります。
 これも急ぐ必要はありません。必要な人は本部に申し込んで下さい。
 
   自宅拠点について  
 
 次に、自宅拠点について申します。
 自宅拠点はこれまで、どの組織の人でも利用できるようにと、公開を申し出てくれる人が多くありました。これはたいへん有難いことでした。
 しかし有難いと同時に、なかなか大へんなことでもある。
 そこで、今後の自宅拠点においては、すべてを非公開といたします。そして願主がもし班長ならば、その班の弘通活動においてのみ、その拠点を活用することを原則といたします。
 したがって、御本尊の下附は事実上、願主個人への下附ということになります。
 
   御本尊下附の大精神  
 
 顕正会においては、御本尊の下附に当って、供養などは一切不要です。金銭ではない、ただ強き信心のゆえに、日寛上人御書写の御形木御本尊が下附されるのであります。
 日興上人は、五老僧たちが御本尊を軽々しく扱い、不信の輩にも授与していることに対し、こう仰せられている。 「日興が弟子分においては、在家・出家の中に、或いは身命を捨て、或いは疵を被り、若しはまた在所を追放され、一分の信心の有る輩に、忝くも書写し奉り之を授与する者なり」(富士一跡門徒存知事)と。
 顕正会もこの大精神に則り、自宅拠点の御本尊下附を進めたいと思っております。
 また自宅拠点の御本尊を頂くに当って、わざわざ仏間を設ける人もあります。それができれば大いに結構です。しかし住宅事情でそれができない人もあるでしょう。そのときは、特別の仏間でなくてもよろしい。
 ただしその場合には、勤行が終わったら、仏壇の御扉をお閉めするよう心がけて下さい。
 以上、細々としたことを説明しましたが、すべては、今後の広宣流布を大規模に着実に進める準備であります。
 

   歳を逐って亡国の色濃し  

 
 さて、明年は国難三年であります。そして三年後の国難六年が、いよいよ二〇一九年で、二百万達成の年となる。
 今後、二〇年代の広宣流布の決戦揚が近づくにつれ、日本は年を逐って亡国の色が濃くなっていくと、私は確信しております。
 大聖人様は広布前夜の様相を撰時抄に 「其の時、天変地夭盛んなるべし」 また 「前代未聞の大闘諍・一閻浮提に起こるべし」 と仰せであります。
 
   天変地夭はすでに明らか  
 
 天変はもう誰の目にも明らかですね。世界中が「地球温暖化だ」「いや寒冷化だ」といって騒いでいる。昔は三〇年に一度起こるのを異常気象と言ったのですが、今は毎年のように起きている。昨年の広島豪雨も凄まじかった。今年の関東・東北豪雨も凄まじかった。
 政治家やテレビは「オリンピック・オリンピック」とバカ騒ぎしておりますが、これらはまさに「火宅にあそぶ子」です。
 いま刻々と、首都圏巨大地震と南海トラフ巨大地震が迫りつつあるではないか。
 この二つの巨大地震が起これば、日本は潰滅する。同時に国家破産も起こる。アベノミクスなど泡沫のごとくになる。
 
   諸天の怒り  
 
 そしてこの超巨大地震を号鐘として、いよいよ 「一閻浮提の大闘諍」 「他国来難」 が日本に押し寄せてくるのであります。
 なぜこのようなことが起こるか。それは仏法を識らぬ者にはわからない。これ諸天の怒りであります。日本一同に、大慈大悲の御本仏・日蓮大聖人に背き奉るゆえに、諸天はこれを許さず、この国を罰する。その罰によって目ざめさせるのであります。
 いいですか。日本の人々は、未だに日蓮大聖人の大慈大悲と大恩徳を知らずに背き続けている。
 
   安倍政権は 「神の国」めざす  
 
 そして今の安倍政権を見れば、政権のバックに付いている日本最大の右翼団体「日本会議」に操られて、日本を「神の国」にしようとしている。
 この「日本会議」には、神社本庁をはじめ霊友会・佛所護念会・解脱会・モラロジー等、多数の宗教団体が参加しております。この日本会議の関連団体の一つが、安倍首相自らが会長を務めている「神道政治連盟国会議員懇談会」です。
 この懇談会に参加している国会議員は、自民党を中心とする超党派で、衆参合わせて三〇一名の多数にのぼる。たいへんな勢力になっていますね。しかしメディアがこのことを報道しないから、国民の多くは知らない。この勢力が、いま憲法を変え、日本を「神の国」にしようとしているのであります。
 
   正系門家の大違背を見よ  
 
 加えて、何よりの重大事は仏法の正系門家の違背であります。
 いいですか。正系門家の僧侶は、学会から莫大な供養を受けていた時は池田大作にへつらって国立戒壇の御遺命を捨て、学会と抗争が始まるや、こんどは恐れ多くも御開扉料稼ぎに法華講員に登山を強要している。
 要するに信心がないのです。こういうのを大聖人様は「禿人」と仰せられている。分かり易くいえば「職業坊主」ということです。
 一方、池田大作一党は天魔その身に入って、今や戒壇の大御本尊の敵となりおわった。
 これらの姿こそ、大聖人様が 「末法濁悪の未来」と仰せ給うた、広宣流布前夜の濁乱なのであります。
 この大謗法を見て、諸天、怒りをなさぬ道理があろうか。ここに天変地夭が起こり、前代未聞の大闘諍が起こるのであります。
 
   日蓮大聖人御一人 日本をお救い下さる  
 
 この亡国は誰人も救えない。このとき、日蓮大聖人ただ御一人が、大慈大悲と絶大威徳を以て日本をお救い下さるのです。
 この重大な御化導をお手伝い申し上げるのは、大忠誠を貫く顕正会以外にはない。
 顕正会は、本門戒壇の大御本尊様が国立戒壇にお出ましあそばすその日まで、命かけて御奉公を貫かせて頂く。
 さあ、迎える国難三年、いよいよ柔和質直の団結を以て、明るく力強く広宣流布を進めようではありませんか。以上。(大拍手)
 



 戒壇の大御本尊を捨てる学会員救わん

  世界大恐慌こそ「前代未聞の大闘諍」の兆

  「我が末弟等を軽んずる事勿れ」を胸に

               顕正新聞2月5日号 (1366) 学会員を救う特集号Ⅲ
 
 きょうの総幹部会も大熱気ですね。大感動いたしました。
 
  弘通も日本一教学も日本一
 
 そしてただいま発表のごとく、今年の教学試験は初級・五級・四級合わせて約三万人、そのうち登用試験は一万六千余人で過去最高であったとのこと、何とも有難いですね。
 今の世の中を見れば、欲と瞋りと愚癡の三毒が渦まいている。だから惨たらしい事件が次から次へと起こるのです。これが「末法濁悪」ですね。
 その中で、日蓮大聖人の甚深の仏法を、これほど大勢の人々が、これほど真剣に学んでいるのは、日本国で顕正会以外にはない。
 しかも顕正会の弘通は日本国を独走している。死身弘法も日本一、教学も日本一、これが広布前夜に召し出だされた仏弟子の大集団の姿なのであります。
 このたびの「基礎教学書・日蓮大聖人の仏法」こそ一生成仏への道案内、そして広宣流布の道を切り開く大利剣であれば、今後も繰り返して読み、さらに信心を深めてほしいと念願しております。
 
  日蓮大聖人の大恩徳を全日本人に教えたい
 
 私がこの書を著わした思いはただ一つ。それは、何としても全日本人に「日蓮大聖人の大恩徳と三大秘法の尊さ・有難さをわからせたい」の一事であります。
 この日本国には、絶大威徳と大慈大悲の仏様がまします。そして三大秘法を以て全人類を現当二世にお教い下さる。この偉大な仏様を、早く日本国中に教えなければ、仏弟子として申しわけないのです。
 そうでしょう。
 国家権力が竜の口で頸を切らんとしても切れず、かえってひれ伏してしまった。このような絶大威徳の御方が世界のどこにましますか。また流罪・死罪の大難を耐え忍ばれ、ついに三大秘法という成仏の大法を全人類に授与して下さった。このような大慈大悲の仏様が地球上のどこにましますか。
 この日蓮大聖人の大恩徳を何としても全日本人にわからせる。これが顕正会の戦いなのであります。
 今はまだわからない人が多い。しかし時が来れば、あっというまに全員が信ずるようになる。
 大聖人様は諸法実相抄に「剰へ広宜流布の時は、日本一同に南無妙法蓮華経と唱へん事は、大地を的とするなるべし」と。
 断じて妄語なき仏様が「大地を的とする」と御断言されているのです。
 また上野抄には「ただをかせ給へ。梵天・帝釈等の御計いとして、日本国一時に信ずる事あるべし」と。
 もうその時は近い。大聖人御入滅後すでに七百三十余年、もうその時が、まもなく到来いたします。
 

  池田大作一党三大秘法を破壊

 
 だから第六天の魔王はジっとしていられない。何とか妨害せんとする。それも外からの妨害ではない、正系門家の内部から三大秘法を壊わそうとしている。
 それが池田大作一党の三大秘法破壊であります。
 
  三大秘法は合すれば本門戒壇の大御本尊に
 
 いいですか。
 三大秘法とは、三つに分かれていても、合すれば一大秘法の本門の本尊すなわち本門戒壇の大御本尊に成るのです。
 ということは、この大御本尊を信じて南無妙法蓮華経と唱え奉る修行が本門の題目であり、またこの大御本尊を広宣流布の暁の国立戒壇に安置し奉るのが本門の戒壇であります。
 すなわち本門の題目によって個人の成仏が叶い、本門の戒壇建立によって日本が仏国となるのです。
 このように、本門の題目も、本門の戒壇も、その功徳のすべては、本門戒壇の大御本尊の無量無辺の功徳・妙用から発するのであります。
 ゆえに日寛上人は依義判文抄に「故に本門戒壇の本尊を、亦三大秘法総在の本尊と名づくるなり」と御教示下されている。
 
  極限の大謗法
 
 だから、もし本門戒壇の大御本尊を否定すれば、それは三大秘法を破壊することになる。
 しかるに池田大作一党は一昨年十一月七日「弘安2年の御本尊は受持の対象にはしない」と言い切った。あろうことか、大聖人様の出世の御本懐、一切衆生成仏の法体たる本門戒壇の大御本尊を否定したのであります。これ以上の大謗法はない。まさに極限の大謗法であります。
 
  責めざる者は仏法の中の怨
 
 この大謗法を見て、責めない者は仏弟子ではない、大聖人の弟子ではない。
 ゆえに大聖人様は滝泉寺中状に「法を壊る者を見て責めざる者は、仏法の中の怨なり」と。
 ここに昨年一月、「学会員を救う特集号」を発刊したのであります。
 
  観念文をさらに改悪
 
 ところが池田大作一党は、極限の大謗法をさらに徹底するため、昨年十一月、経本の観念文を改変して「法華経の肝心・南無妙法蓮華経の御本尊」とした。
 さきほど沖縄の荻野第八男子部長が発表しておりましたね。学会三世で現地学会の大幹部である者が、「今回の改変された観念文では勤行する気になれない」と述べていたと。
 学会は必ず崩壊します。私は組織的レベルで言っているのではない。戒壇の大御本尊を否定して、保つ団体はあり得ないのです。だから学会はまもなく、必ず音を立てて崩壊する。
 今回改変の観念文こそ、全学会員をたぶらかし、戒壇の大御本尊を完全に捨てさせるものであります。
 

  「学会員を救う特集号Ⅱ」発刊

 
 ここに重ねてこの大謗法を責めるべく、本年の顕正新聞新年号を「学会員を救う特集号Ⅱ」といたしました。新年号を特集号にしたのは、顕正会始まって以来のことです。
 
  戸田二代会長の文証
 
 ことに「年頭の辞」において、学会の戸田二代会長が戒壇の大御本尊を唯一絶対としていた文証すなわち「日蓮大聖人は(略)弘安二年十月十二日に至って本門戒壇の大御本尊を御建立あそばされた。これによって終窮究竟の出世の御本懐を達成せられるとともに、(略)一切衆生即身成仏の大直道がここに瞭然と開かれたのである」(本尊抄講義録序文)を引いた。
 これは御書や日寛上人の御指南ではわからないという学会員に対して、戸田二代会長が心から戒壇の大御本尊を尊崇していた事実を教えたかったからです。
 
  池田大作の大慢言
 
 また池田大作の大慢心の発言も、示しておきました。
 第六天の魔王というのは大慢心の者に入るのです。彼はこう言った。「私は日本の国主であり、大統領であり、精神界の王者であり、思想・文化・一切の指導者、最高権力者である」(「人間革命をめざす池田大作その思想と生き方」 高瀬広居)と。
 この発言は、昭和四十年代の得意の絶頂期のものです。
 当時は、偽戒壇・正本堂を「時の貫首」細井日達が「御遺命の戒壇である」と承認してくれたし、その供養金は三百数十億円も集まったし、公明党を結成して衆議院にも進出できた。あとは学会員を選挙に駆り立てれば、やがて最高権力者にもなれると、驕りに驕っていた時です。
 この大慢心から「私は日本国の国主だ、最高権力者だ」等と、あらぬことを口走った。
 そしてこの発言を、学会の大幹部だけを集めた席に御用評論家をわざわざ招き、単行本に書かせたのです。まさに大慢心の極ですね。
 
  「蘇我が如くなるべし」
 
 大聖人は四条抄に、こう仰せられている。
 「吾が一門の人々の中にも、信心もうすく日蓮が申す事を背き給はば、蘇我が如くなるべし」と。
 蘇我氏は日本に仏法が渡って来たときの豪族です。稲目・馬子の二代にわたって仏法を守護した、聖徳太子とともに仏法を守護したのです。その功徳によって蘇我一族は位も上がり、強大な権力を持った。
 ところが次第に心おごり、馬子の孫の入鹿にいたっては、大慢心のあまり崇峻天皇まで暗殺するにいたった。かくて中大兄皇子の手によって誅戮(ちゅうりく)され、一族一時に滅亡してしまったのです。
 このように、たとえ初代・二代は仏法を守っても、その跡を継いだ者が大慢心を起こせば、忽ちに身を亡ぼすと、大聖人様は仰せ下されている。
 今の学会はこのとおりでしょ。第三代の池田大作にいたって、あろうことか、戒壇の大御本尊様の敵となったのです。
 このようなことは想像もできぬこと、あり得ぬことです。だから私はこのことにふれるとき、「あろうことか」といつも言う。本当にあり得ぬことが正系門家の中で起きたのであります。
 
  せっかく大御本尊に縁しながら
 
 これまさに第六天の魔王が、大慢心の者に入って、八百万学会員を誑かす姿であります。
 せっかく戒壇の大御本尊様に縁しながら、悪師にたぶらかされて戒壇の大御本尊様を捨てれば、今生には功徳を失い、臨終には悪相を現じ、後生には悪道に堕する。これが何とも痛々しく不憫なのであります。
 念仏宗の法然は「捨・閉・閣・抛」(捨てよ、閉じよ、閣け、抛て)と言ってたぶらかし、日本国の人々に、成仏の唯一の経たる法華経を捨てさせた。
 
  池田大作一党は法然と同じ
 
 大聖人様はこのことを開目抄の末文に「法然いたわしともおもはで、乃至、狂児(おうじ)をたぼらかして宝をすてさするやうに、法華経を抛てさせける心こそ無慚に見へ候へ」――法然は痛わしいとも思わずに、愚かな子供たちをたぶらかして宝を捨てさせるように、法華経を抛てさせた。その心こそまことに「無慚に見へ候」 無慈悲の極みである――と仰せられる。
 いま戒壇の大御本尊を捨てさせる池田大作一党は、まさにこの法然と同じことをやっているのです。
 大聖人様がもし悪道に堕する学会員をごらんあそばせば、いかに痛々しく不憫におぼされましょうか。
 顕正会はこの大聖人の御心を仰いで、学会員を救う戦いを起こさねばなりません。どうか特集号を広く活用して、何としても学会員を救ってほしいと、私は念願しております。
 

  国難三年の弘通開始

 
 そして、いよいよ国難三年の弘通開始のときを迎えました。
 二月・三月・四月の法戦は、弘通誓願を二万二千といたします。一八〇万まで、あと二万九千有余でありますから、この法戦はまさに一八〇万眼前の法戦、もう手が届きます。
 さあ大歓喜の中に、全組織が誓願を大きく突破し、限りなく一八○万に近づきたい。こう私は念願しておりますが、みなさん、どうでしょうか。(大拍手)
 

  国難三年、世界は急激に乱調

 
 さて、国難三年を迎えて、世界中が急に騒がしくなって来ましたね。
 私は元旦勤行において「今後日本は、月を経、歳を逐うごとに、亡国の色を濃くしていく」と申しましたが、歳明け早々、周囲が騒がしくなってきました。
 一月三日には、中東の二大国であるサウジアラビアとイランが国交断絶した。
 六日には、北朝鮮が「水爆」と称する核実験を実施した。
 十六日には、台湾の総統選挙において、台湾独立を志向する民進党・蔡英文主席が当選した。
 そしてさらに、世界同時株安が始まって来たのです。
 まさに国難三年は歳の始めから、容易ならざることの連続であります。
 それぞれのことについて、少し説明いたします。
 
 
  ①サウジとイラン 国交断絶
 
 まず中東のこと。
 一月三日、サウジアラビアがイランに対して「国交断絶」を発表した。これはイスラム教における宗派対立が根底にある。サウジはイスラム教スンニ派の盟主であり、イランはシーア派の中心大国です。
 サウジは一月二日、国内のテロに関与したとして四十七人を処刑した。その中にシーア派の聖職者が含まれていたので、イランの群衆がテヘランにあるサウジアラビア大使館を焼き討ちにした。
 これに対し翌三日、サウジが対イラン国交断絶を発表し、さらにサウジの隣国バーレーンも、スーダンもサウジに追随してイランと断交し、アラブ首長国連邦もイラン駐在の大使を呼び戻した、ということです。
 中来は、シリアの内戦とイスラム国のテロで、すでに泥沼のような事態に陥っている。そのうえ二大国のサウジとイランが抗争に陥ったら、収拾が付かなくなる。
 
  中東各国で核の連鎖
 
 いま中東で最も危惧されていることは、今後、中東各国が先を争って核兵器を持つということです。
 イランは前々から核開発を企てていた。これを止めようとしてアメリカはじめ六ヶ国が交渉・協議して、やっと一月十六日に妥結をみたところです。
 しかしこれはイランの騙しですね。イランはまもなく核兵器を持つようになると思われる。
 イスラエルのネタニヤフ首相が十六日、「イランは核合意に署名した後も、核保有の野望を捨てていない」と声明を発表したが、そのとおりです。
 もしイランが核を持てば、サウジは一ヶ月以内にパキスタンから核兵器を搬入することになっている。すでに買い付けのカネまで渡してあるのです。サウジだけではない、トルコ、エジプト、湾岸首長国の中の一・二の国も、先を争うようにして核を保有するようになる。
 すでにイスラエルは核兵器を保有しており、「中東での敵対国が核を持ったら、直ちに先制攻撃をする」と言っている。
 まさに中東は核を使用する「世界の火薬庫」です。第三次世界大戦を引き起こす地域の一つであります。

  ②北朝鮮の水爆実験
 
 次に一月六日の北朝鮮の水爆実験。これも極めて危険ですね。 「寝耳に水」の韓国は瞋りに任せて一月八日、南北の軍事境界線に大型拡声器を多数据え付け、大音量で北朝鮮兵士に放送を聞かせている。その内容は、金正恩が最も嫌がるものです。挑発しているようにも見える。
 もし金正恩が激昂すれば、忽ち朝鮮半島は火の海となり、中国・アメリカ・ロシアも動く。多数の難民が日本に押し寄せてくる。朝鮮半島もまた、危険きわまる世界の火薬庫であります。
 
  ③台湾の総統選挙
 
 さらに一月十六日の台湾総統選挙のこと。
 これまで中国に対して宥和・親中政策を取ってきた国民党の馬英九政権が敗れ、台湾独立を志向する民進党の蔡英文主席が圧倒的な勝利を収めた。
 選挙結来が出た十六日の夜、中国の国務院台湾事務弁公室は「いかなる形の台湾独立にも反対する」との声明を発した。
 中国にとって台湾統一は一九四元年の建国以来の悲願ですよ。馬英元政権の台湾は宥和的・親中的であったから、中国はこれに経済利益を与え、平和裡の中で併合するごとくにも見えていた。
 しかしこんど当選した蔡英文氏はなかなかの人物、そして筋金入りの独立派です。中国への併合を受け入れるはずがない。
 
  中国は武力侵攻を
 
 そうなれば、中国は必ず武力侵攻で統一を成し遂げる。
 いつまでにこれを成し遂げようとしているのか。中国は前々から二〇二一年を目処としていた。この年が中国共産党の創立百周年に当るからです。たとえ遅れても、二〇年代前半までにはこれを成し遂げようとすると、私は思っております。
 いま中国が南シナ海を埋め立てて軍事基地化を急速に進めているのも、その目的の一つは、台湾侵攻の際の米軍介入を阻止するためです。
 アメリカがどこまで台湾を守ろうとするかはわからない。しかし中国が台湾侵攻を始めれば、南シナ海が大動乱になることだけは確かです。
 もし台湾が中国の手中に落ちたら、日本は海上輸送路(シーレーン)を抑えられ、忽ちに国家存亡の危機を迎える。まさに南シナ海も世界の火薬庫であります。
 

  世界大恐慌いよいよ始まる

 
 加えて今年は年初から、世界同時株安が始まった。これは世界恐慌の始まりであります。
 日本の東証株価を見ても、四日の大発会から八日までの五日間、連続下げ続けた。これだけでも終戦以来始めてのことです。さらに二十一日までの十三日間を見ると、上げたのはわずか二日だけ。下げ幅は三千円を超えた。この間、政府は年金積立金を市場に投入し、日銀もETFで株を買い相場を支えようとしたが、効果はなかった。
 
  信用膨張が極限に
 
 それというのも、今回の世界同時株安は根が深いのです。その根底にある問題は、世界の信用膨張がいま極限に達しつつあるということであります。
 二〇〇八年にリーマン・ショックがあった。アメリカ発の金融危機で、世界経済が底割れしそうになったのです。
 このとき、緩和マネーとして中国は四兆元(当時の邦貨換算で五〇兆円超)の財政出動をした。またアメリカは四兆ドル(約四七〇兆円)を世界中にばら撒いた。さらに世界の主要国もそれぞれ財政支出をした。
 これにより世界各国の債務はパンパンに膨れ上がったのです。米国のコンサル大手の「マッキンゼー&カンパニー」によれば、「世界の債務は○七年から七年間で、五七兆ドル(約六七〇〇兆円)増加した」という。
 つまり世界中が信用膨張、借金まみれになったということであります。
 
  現在の紙幣は不換紙幣
 
 ちなみに、いま世界各国の中央銀行が発行している紙幣は、すべて不換紙幣です。正貨である金(ゴールド)と引き換える義務がない紙幣です。
 昔の紙幣は兌換紙幣であったから、所有者が要求すれば同額の金と引き換えてくれた。この制度を金本位制という。この金本位制においては、経済に供給される通貨の量が、通貨当局の金保有量によって制約されるから、財政規律は自ずと保たれる。
 ところがこの金本位制は一九七一年(昭和四六年)に停止された。いわゆる「ブレトンウッズ体制」の崩壊です。これにより各国の中央銀行は金保有の制約なしに、輪転機を回わせば紙幣をいくらでも発行できるようになった。
 その結果、経済規模は拡大するが、世界中が信用膨張でふくれあがるのです。
 金兌換の裏付けのない紙幣だから、もしその国が財政破綻したら、ただの紙切れになってしまう。現在の紙幣の裏付けは、政府の保証だけなのです。
 
  政治家の無責任
 
 その政府を運営しているのは、責任感のない腐敗した政治家ですよ。
 今の政治家などは甘利明大臣にみるごとく、国家のことよりも政権維持と己れの名利・利権を先にしている。企業の経営者よりずっとモラルが低い。責任感がない。
 だから異次元金融緩和などを平然とやるのです。国家破産への一本道だとわかっていながら、政権維持のため、国民を騙して麻薬をのませる。無責任のきわみです。
 
  膨らみ切った風船
 
 日本だけではない、アメリカも、中国も、EUも、みな同じようなものです。
 かくて、全世界の信用膨張は限りなく進み、今それが極限に近づいてきた。ちょうど膨らみ切った風船玉がわれるように、必ず割れる。これが今の世界経済の現状なのです。
 そのところに、アメリカが出口を探して金融の引き締めを昨年十二月に始めた。
 この利上げを起点として、中国経済の減速と原油暴落が共振して、今回の世界同時株安が起きたのです

  止まらぬ原油暴落
 
 原油は供給過剰で暴落が止まらない。サウジアラビアは減産しないし、アメリカもシェールオイルで産油国になったし、経済制裁を解かれたイランも輸出を始めようとしている。だから供給過剰になる。
 一方、需要は中国経済の落ち込みで減っている。そこで原油価格の暴落が止まらないのです。
 二〇一四年七月現在で一バレル一〇三ドルだったのが、今は二六ドル前後にまで下落してしまった。減産すればいいのに、互いに相手国を潰すまで進むというチキンレースになっている。
 そのため、世界一の産油国で大金持ちだったサウジアラビアですら財政赤字で、保有する大量の株を売るようになった。さらに国債発行までするようになったのです。
 今後、もし原油価格が二〇ドルを下回われば、アメリカのシェールオイル産業はすべて潰滅するといわれる。これらの産業は格付けの低い債券発行によって資金調達をしているから、もしこれが焦げ付いたら、サブプライムローン問題のとき以上の、パニック的な金融危機が発生するといわれている。
 
  強欲資本主義の成れの果て
 
 このように、世界はいま未曽有の経済危機に突入しようとしている。ここに世界同時株安の根源があるのです。
 この本質を仏法で見れば、所詮は強欲資本主義の成れの果て、餓鬼界の本末究竟等なのであります。
 

  第三次世界大戦こそ 「前代未聞の大闘諍」

 
 世界同時株安は昨年八月が第一回、そして今回が二度目ですね。今後、乱高下を繰り返しながら、世界大恐慌の奈落の底に堕ちていく。そしてこの世界大恐慌が「前代未聞の大闘諍」の引き金になるのです。
 このことは、第二次世界大戦を見てみればよくわかる。大戦の引き金になったのは、一九二九年の世界大恐慌でした。しかしこのときの世界大恐慌と、いま始まらんとしている世界大恐慌とでは、規模も深刻さも全く違います。
 大恐慌になれば世界中に失業者があふれる。どの国も政情不安になる。そして各国が互いに疑心暗鬼に陥り瞋恚が燃えさかる。そしてついに戦争が始まるのです。
 大聖人様は「合戦は瞋恚より起こる」(曽谷抄)と仰せられている。
 すでに世界中が火薬庫のようになっている。そのうえ核兵器は世界中にあふれている。
 まさにいま起こらんとしている第三次世界大戦こそ、人類の最終戦争であり、大聖人様御予言の「前代未聞の大闘諍」そのものであると、私は確信しております。
 
  他国来難 迫る
 
 そして日本はこの大闘諍のとき、他国来難により国亡びんとするのです。
 この大難に対しては、いかなる軍事力も、外交的努力も、経済力も虚しい。またいかなる仏・菩薩・善神に祈るとも虚しい。
 見てごらんなさい。どんなに慢心している者でも、世の中が暗くなり心細くなってくると、やたらに神社などに参詣するでしょう。
 神田明神は証券マンや経営者が正月参拝するので有名ですが、今年は三が日だけで三万人も集まり、四日の仕事始めには四千社の代表が参拝に来たそうです。経営陣も心細くなってくると、仏・菩薩・神などに祈るようになる。邪教にすがるのです。
 
  戒壇の大御本尊を 日本に留め置き給う
 
 いいですか。
 大聖人様は、この亡国の大難より日本を救い世界を救うために、実に本門戒壇の大御本尊様を日本に留め置き給うたのであります。
 ゆえに新尼抄には「一閻浮提の人々各々甲冑をきて弓杖を手ににぎらむ時 諸仏・諸菩薩・諸大善神等の御力の及ばせ給わざらん時 諸人皆死して無間地獄に堕つること雨のごとくしげからん時 此の五字の大曼荼羅を身に帯し心に存せば、諸王は国を扶け、万民は難をのがれん」と仰せあそばす。
 「此の五字の大曼荼羅」とは、本門戒壇の大御本尊の御事であります。
 この大御本尊に、日本一同が南無し奉ってこそ、始めて日蓮大聖人の絶大威徳、諸天の力用により、亡国を免れ我が身を全うすることができるのであります。
 いま天魔その身に入る池田大作一党は、あろうことかこの大御本尊を捨てよと謀り、また宗門僧侶たちは営利のために不敬の御開扉を繰り返している。まことに恐れ多いかぎり。
 いま日本国で、本門戒壇の大御本尊様を命かけて守護し奉る仏弟子の集団は、顕正会以外にはない。
 この顕正会は、三年後には二百万となり、さらに一千万、三千万、六千万となり、大事な御奉公を必ず貫かせて頂ける。
 すべては大聖人様の御守護によるのであります。
 いま顕正会員は、大聖人様の仰せのままの信心をして、仰せのままの功徳を頂いている。これがどれほど有難いことか。
 
  「我が末弟等を軽んずる事勿れ」
 
 大聖人様は、悪口怨嫉にもめげずけなげに戦う我ら弟子を、必ずお守り下さる、お庇い下さるのです。
 四信五品抄には勿体なくも、こう仰せ下されている。 「請う、国中の諸人、我が末弟等を軽ずる事勿れ」と。
 私たちはみんな自分のことを゛言うに甲斐なき凡夫゛と思っているが、大聖人様の御眼からごらんになれば――我が末弟は、釈迦仏法の最高位の菩薩よりも勝れ、諸宗の元祖などより百千万億倍も勝出している――と仰せあそばす。
 なぜか。御本仏日蓮大聖人の弟子として、三大秘法を修行して一生のうちに仏に成る人だからです。ゆえに「我が末弟等を軽ずる事勿れ」と仰せ下さるのであります。
 どうです。たとえ誰がどんな悪口を言おうとも、ただ御一人の大聖人様がおほめ下されば、こんなに有難いことはない。本望ではないか。悪口はいつまでも続かない。わかればみな「悪かった」と言って謝ってくる。
 もう誰もが、徒ならぬ天変地夭に気づき始めている。徒ならぬ国際状勢の緊迫にも気づき始めている。
 すべては「仏法より事起こる」ことにも、やがて気がつく。
 
  180万眼前の戦い
 
 諸天の働きの何と活発なことか。召し出だされた我ら仏弟子の戦いが遅れては申しわけない。
 大聖人様は顕正会の前進をお待ちあそばす。
 さあ、国難三年の初陣、大歓喜の中に、一八○万眼前の戦いを成し遂げ、何としても大聖人様に応え奉ろうではありませんか。以上。(大拍手)
 

  顕正会の大法弘通ついに日本国を独走

   大聖人の御遺命は誰人も破壊し得ず

   世界大動乱・他国来難の迫るを見よ   

                    顕正新聞12月5日(1361)号

 きょうは国難二年の最終法戦を戦い抜いての総幹部会でありますが、大歓喜と熱気がたぎってますね。そして一人ひとりの熱烈な登壇に、私は大感動いたしました。
 
   空前の折伏弘通    
 
 さきほど発表のごとく、九・十・十一月法戦の折伏弘通は、過去最高の二万九千八七二名。凄いですね。あと一二八名で三万でした。
 この大折伏により、顕正会の会員総数は一七七万を超えました。二〇一九年までの二百万は、もう絶対であります。
 

   顕正会 日本を独走   

 
 今や顕正会の弘通は日本国を独走している。国中の邪宗はもちろん、宗門も学会も遠く及ぶところではない。
 私は自讃して言うのではない。有難さ抑えがたきゆえに、かく言うのであります。
 なぜ、有難さ抑えがたいのか――。
 
   正系門家の濁乱   
 
 いいですか。
 広布前夜の第六天の魔王の妨害か、正系門家において六六・六七の二代にわたる貫首が池田大作にへつらって、大聖人様の唯一の御遺命たる国立戒壇を否定した。さらに学会はついに、あろうことか大聖人出世の御本懐たる戒壇の大御本尊までを捨てたのです。
 いったいこれはどうしたことか。
 これでは、大聖人様が流罪・死罪を忍び給うて留め置かれた戒壇の大御本尊の御威徳は隠れ、一期の御遺命も虚しくなってしまうではないか。この師敵対、大聖人様はいかように思し召されるか。
 
   死罪に等しき解散処分   
 
 ここに顕正会は必死の諌暁を続け、ために信徒団体として死罪にも等しい解散処分を受けたのであります。
 しかし処分しても潰れぬ顕正会を見て池田大作は、公権力を唆して弾圧をさせた。すなわち折伏を行ずる顕正会員を次々に不当逮捕させ、そのたびに本部会館等を家宅捜索させ、それをテレビで放映させた。
 これ、顕正会を凶悪団体のごとく思わしめて弘通を妨げ、同時に学会員が顕正会に入会するのを阻止するためだった。
 学会内部では会員に対し、顕正会は「第二のオウム」「暴力集団」「拉致監禁する団体」などと宣伝していた。
 あるいは「顕正会の会館はみな黒く塗られ、ひとたび入ったら出られない」「地下工場があって、そこで働かされる」(大笑)などと恐怖心を煽っていた。これではまるで北朝鮮だ(大笑)。
 こんなデマを聞かされ、恐々と入会してきた人たちは、顕正会の会館を見て「あ、黒くない」(大笑)。「地下工場もない」(大笑)。と、入会して始めてウソがわかるのであります。
 
   ついに日本国を独走   
 
 このような悪口・中傷・謀略の中に、顕正会はただ大聖人様に応え奉らんと、大地を這うような死身弘法に徹すること、解散処分より実に四十一年――。
 そして今、国中の邪宗はもちろんのこと、顕正会を解散処分にした学会・宗門をも凌いで、ついに日本を独走する仏弟子の大集団になったのであります。
 
   誰人も御遺命を破壊できない   
 
 戒壇の大御本尊を恋慕渇仰し、国立戒壇建立の御遺命を高々と掲げて戦っている集団は、日本国に顕正会以外にはない。
 この大集団が、ついに日本を独走する立場に至ったということは、もう誰人が御遺命を破壊せんとし、戒壇の大御本尊様を否定せんとしても、絶対になし得ないという厳たる証拠である。ゆえに私は「有難さ、抑えがたきゆえに」というのであります。
 さらに思う。解散処分を受けたとき、顕正会はわずか一万二千でした。この小さな集団が、今や二百万の仏弟子の大集団に成らんとしている。こんな不思議はない。すべては大聖人様の御守護によるのです。
 いよいよ広宣流布の決戦場たる二〇年代を見据え、油断なく前進し、最後の御奉公をさせて頂かんと思うばかりであります。
 

   十二月の活動大綱   

 
 さて、迎える十二月でありますが、その三つの活動大綱は、先ほど行成理事が説明したとおりです。少し付け加えます。
 

   教学試験   

 
 まず教学試験。
 本年も大勢の人々が入信・入会いたしました。また未活動の人たちもまだ大勢いる。これらの人々に、何よりもまず「基礎教学書」を読むことを勧めてほしいのです。
 この本を読めば、必ずや日蓮大聖人の大慈大悲と絶大威徳がわかり、有難さが込み上げてくる。
 
   勧める側の感激こそ   
 
 何よりも、勧める側の感激こそ大事です。幹部自身の感激で相手を動かし、読ませ、そして登用試験を受けさせてほしいのであります。
 本年の教学試験は登用・五級・四級の三種目ですが、出題範囲は三種目ともに「基礎教学書・日蓮大聖人の仏法」といたしました。
 登用試験を受ける人は、たとえ難しいところ、わからないところがあったとしても、こだわらないでいい、そのまま読み進めて、読み終わったとき、ただ「有難い」ただ「南無日蓮大聖人」との信心が、胸の奥から湧き上がってくればいいのであります。
 五級の人は、より深くつかんでほしい。
 四級の人は、さらにより深く心肝に染めてほしい。
 出題範囲は同じ「基礎教学書・日蓮大聖人の仏法」でも、問題はもちろん変わりますよ(大笑)。
 同じ本を読んでも、初心の人と後心では、自ずと深くつかむ度合いに違いを生ずる。それに応じて、出題すべきと思っております。
 
   信心に始まり信心に終わる   
 
 顕正会の教学は、信心に始まり信心に終わる。有難いに始まり有難いに終わるのです。
 どうか、登用・五級・四級の段階はあっても、基礎教学を学び終わったとき、みな同じく大聖人様に南無し奉る絶対信に立ち、力ある広布の人材となってほしいのであります。
 

   広布供養   

 
 次に広布御供養のこと。
 広宣流布を進めるには、どうしても必要な費用がかかります。これを支えているのが、広布御供養であります。私は広布御供養に誇りを持っております。
 顕正会は一切、金銭を貪らない。ですから元旦勤行・御大会式をはじめ、顕正会のあらゆる行事・集会には、おカネがかからない、一銭も集めない。このような宗教団体は日本にどこにもない。
 邪宗から入信してきた人たちが顕正会の集会に出席するとき、「いくら包んだらいいんですか」などと聞く人もあるというが、顕正会においては一切そういうようなことはない。
 
   大聖人に通ずるゆえに大功徳   
 
 ただ年一回、広布推進のため、志ある人が、力に応じて広布御供養に参加する。それも一万円から八万円までと上限が決められている。
 顕正会は一円たりとも無駄づかいをしない。すべて広宣流布のためだけに使う。ゆえに大聖人様の御心に通じて、その功徳が我が身に還ってくるのであります。
 
   宗教法人に課税せよ   
 
 世間の宗教団体なるものはカネ儲けだけが目的です。デタラメな教義で人々をたぶらかしカネを搾り取る。すべてインチキ団体。
 ですから、本来、宗教の正邪は教義・本尊を以て判ずべきですが、教義を論ずるまでもない。金銭に対する姿勢を見れば、正邪は一目瞭然であります。
 私は前々から、邪教を退治するためにも「宗教法人に課税すべし」と主張しております。税務調査によりその腐敗が白日のもとに晒され、淘汰されるからです。
 そして学者の試算によれば、宗教法人課税による税収は年間五兆円にも上るとのことです。この五兆円を国の大借金返済に充てれば、国家破産を少しでも延ばすことができ、同時に邪教退治も進むと、私は思っております。
 いいですか。日蓮大聖人の三大秘法以外に、人を救い国を安泰にする正法はない。ゆえにこれに背く宗教団体はすべて邪教であります。そのうえに彼らは金銭を騙し取っている。
 
   顕正会は宗教団体ではない   
 
 顕正会は、世にいう「宗教団体」ではない。仏弟子の集団、日蓮大聖人の弟子の大集団である。大聖人様の仰せのままに広宣流布・国立戒壇建立を進め、人を救い国を教う地涌の菩薩の大集団であります。
 だから清らかなのです。世間が濁れば濁るほど、顕正会はますます清らかになり、広宣流布の決意に立つ。
まさに仏弟子の大集団なのであります。
 この広宣流布を支える広布御供養を、どうか誇りを以て推進してほしいと思っております。
 

   会館建設   

 
 次に会館建設について申します。
 本年は尾道会館、姫路会館、佐渡会館の三会館を建立しました。
 明年は、まず日目上人御遷化の地・美濃(岐阜県)の垂井に「垂井会館」が建設されます。御入仏式は四月であります。ついで六月には茨城県のつくば市に「筑波会館」が建ち、八月には「第二青年会館」がいよいよ落成いたします。
 
   明後年の建設計画   
 
 明後年の建設計画を発表いたします。現在、二つの会館が決定されております。
 その一つは、東京都の中西部・立川市に「多摩会館」を建てます。
 東京は広いですね。ずーっと西の方にまで広がっている。現在、東京都の東北の板橋区に東京会館が建っておりますが、とうてい一つでは足りない。これまで地方を優先して東京はたった一つでありましたが、いま西部のほうに顕正会員が続々と増えてまいりました。
よって多摩地区に「多摩会館」を建てることにいたしました。
 もう一つは、秋田の弘通が進んでまいりまして、これまでの秋田会館ではいかにも手狭になって来たので、大規模な「新秋田会館」を建設いたします。
 三つ目の会館はいま検討中であります。決定次第、発表いたします。会館については以上であります。
 

   世界大動乱の兆しを見よ   

 
 さて、話は変わります。
 このところ、世界中がテロなどで騒がしくなって来ましたね。これ世界大動乱の兆であると私は思っております。
 
   フランスで多発テロ   
 
 十一月十三日、フランス・パリ市内の七ヶ所で同時テロが発生し、一二九人死亡、三五〇人負傷という痛ましい大惨事となり、世界中が震撼しました。
 テロを起こしたのは、シリア国内で内戦を続けている過激派組織「イスラム国」であります。
 これに対しフランスは二三日、地中海に展開中の原子力空母「シャルル・ド・ゴール」から艦載機を出撃させ、イスラムの拠点を爆撃し始めた。空母が作戦に加わると、フランスの空爆能力は従来の三倍になるという。
 ロシアも、シリアのアサド政権を支援するためすでに空爆を実施しているが、その中でロシアの民間旅客機がイスラム国によって爆破されたり、さらに今回のパリ多発テロを見て、プーチン大統領はフランスと手を結んで、イスラム国への攻撃を強化せんとしている。
 アメリカもオバマ大統領が、パリの同時テロが起きた日に、「これはフランスだけへのテロ攻撃ではない、世界の全人類への攻撃である」との声明を出した。アメリカは有志連合の音頭を取っている国です。
 英国も二三日にキャメロン首相が渡仏してフランスのオランド大統領と会談し、イスラム国空爆に向けて軍事協力をする旨を表明している。
 トルコもまたイスラム国への空爆をしている。
 このように、イスラム国への攻撃という一点については、各国は一致している。しかしその狙いとするところは、それぞれ違う。まさに同床異夢なのです。
 
   ロシアとトルコ激突   
 
 このような状勢の中で、一昨日(二四日)、トルコ軍が「トルコ領空を侵犯した」という理由で、ロシア軍の戦闘爆撃機一機を撃墜した。プーチン大統領は即日、領空侵犯を否定したうえで「きょう起きた悲劇は、ロシアとトルコの関係に深刻な結果をもたらすだろう」と述べた。
 今後、両国の関係がどうなるかは、予断を許さない。
 このように、イスラム国およびシリア内戦をめぐり、いま中東は解決の糸口すら見えない戦乱が続いている。泥沼を棒でかき回わしているような状態になっております。
 

   重大、米国と中国・ロシアの対立   

 
 しかし世界を見れば、もっと深刻で重大な、全世界・人類の運命にも関わる対立がある。
 それはアメリカと、中国・ロシアの対立・抗争であります。
 アメリカは第二次世界大戦後七〇年にわたって、強大な核戦力によって世界を仕切ってきた唯一の覇権国でした。ところが今や、アメリカの核抑止力が衰えてきた。
 ということは、中国・ロシアの核戦力がアメリカのそれを上回わってきたということであります。
 
   国防担当者の警告   
 
 このことはアメリカの国防担当者が、今年に入ってから、口々に警告を発していることからもわかります。
 たとえば本年六月、米国防総省のロバート・ワーク副長官がアメリカの海軍大学で講演したが、その折、彼はこう言った。
 「中国の東シナ海や南シナ海における挑発的な行動を抑止するためにも、アメリカは国際秩序を維持するための力を維持していることを、世界に示さなければならない。だが世界におけるアメリカの力は、あまりにも伸びきってしまった。このままでは世界を動かしていく力を失う」と。
 また八月には、アメリカ核戦略の総責任者といわれる米空軍のマーク・ウエルシュ総司令官が、次のように述べている。
 「アメリカは、中国やロシアの核戦力の強化に対抗して、新しい核戦略を持たなければならない。そのためには新しい核兵器を保有し、その核兵器を使うための機能的な命令系統を明確にする必要がある。アメリカは直ちに有効な核戦力を維持するための教育を軍人に施さなければならない」と。
 このようにアメリカの国防担当者たちは、中国・ロシアの核戦力に対して、アメリカの核戦力がいま抑止力を失いつつあるということを、深刻に認めているのであります。

  ロシアの新核戦力

 一方、ロシアの核戦力を見ると、ロシアが最近開発した最新鋭のボーレイ型ミサイル原子力潜水艦は、本年初めすでに実戦配備についております。これによりロシアの核戦力は飛躍的に向上したという。

   ウラジオストックに潜水艦基地   
 
 この最新鋭潜水艦はすでに一〇隻程度が実戦配備され、このうち三隻以上が日本海を望む極東のウラジオストックに配備されている。
 ウラジオストックといえば、日露戦争の日本海海戦において、ロシアのバルチック艦隊が入港しようとした軍港ですね。
 このウラジオストックに今、最新鋭のボーレイ型ミサイル原子力潜水艦が三隻以上配備され、日本周辺の軍事状勢に大きな影響を与え、アメリカ第七艦隊の行動にも深刻な影響を与えつつあるとのことです。
 
   キューバにも基地   
 
 それだけではない。ボーレイ型原子力潜水艦の三隻ないし四隻は、なんとキューバを基地としているのです。キューバはアメリカのすぐ裏庭ですよ、ここを基地として、カリブ海から大西洋にかけてアメリカ近海をパトロールしている。そして常時、ホワイトハウスを攻撃し得る能力を持っているとのことです。これは重大なことですね。
 

   中国の新核戦力   

 
 また中国の核戦力を見れば、私が昨年の男子部大会で発表したごとく、「東風41」はアメリカ全土の大都市を潰滅する能力を持っている。これは先制攻撃能力です。さらに潜水艦発射弾道ミサイルの「巨浪2型」は報復能力の決め手となっている。
 この潜水艦基地は南シナ海の海南島の奥深くにある。海南島から台湾とフィリピンの間にあるバシー海峡を通って太平洋に出れば、「東風41」と呼応して、アメリカ本土を確実に攻撃できる。
  
   済州島に潜水艦基地   
 
 さらに中国は最近、韓国の済州島の土地を買い占め、ここに大規模な海軍基地を築きつつある。済州島は対馬と五島列島のすぐそばに位置し、日本海と東シナ海を睨む前線拠点ですよ。
 いったい中国はこの島を拠点として、何をしようとしているのか――。
 
   北極海航路を狙う   
 
  日本大学総合科学研究所の勝股秀通教授は、次のように指摘しております。
 「中国は北極海航路に強い関心を持っている。(この航路は)日本海を北上して宗谷海峡を抜けて北極海に出るルートで、済州島を押さえることで、中国海軍は大手を振って日本海を通れるようになる。(中略)中国は南シナ海の海南島から潜水艦部隊を出撃させてバシー海峡を突破し、それと平行して北極海航路をいま窺っている。この両方を狙うことで、日米の警戒網を分散することができる」と。
 ここ数年、中国海軍が対馬海峡を北上して、日本海でロシア海軍と合同軍事演習をしていたのも、この布石だったのです。
 宗谷海峡を抜けて北上して北極海に入ればワシントンは近い。アメリカにとってはこれも大きな脅威となっている。
 アメリカの国防担当者たちの深刻な認識・警告を聞くまでもない、アメリカの核戦力はすでに中国・ロシアに対して抑止力を失っているのであります。
 
   世界は戦国時代に   
 
 今や世界は、核兵器が満ちあふれた秩序なき戦国時代に突入している。
 そして互いに憎悪しつつある、互いに瞋恚を増しつつあるのです。
 大聖人様は「合戦は瞋恚より起こる」(曽谷抄)と。
 さらに撰時抄には「闘諍堅固の仏語地に堕ちず、あたかもこれ大海の潮の時をたがへざるがごとし」と仰せでありますが、そのとおりですね。
 

   「前代未聞の大闘諍」「他国来難」刻々と   

 
 いいですか。
  「前代未聞の大闘諍」は、大聖人御出現のときに一回あった。これ大聖人の御化導を助けるために、諸天が大蒙古をして、それをなさしめたのです。
 そして順縁広布の時に、もう一回ある。これも大聖人様の御化導を助けまいらせる諸天の働きによる。
 大闘諍を前にして、もう助かる術がないことが本当にわかった時、始めて全日本人が日蓮大聖人の重き重き御存在にめざめる。「日蓮によりて日本国の有無はあるべし」の仰せを深刻に理解する。そして日本一同、手を合わせるに至る。
 そのために広宣流布の前夜に、もう一度、諸天の働きにより、いや深く拝せば大聖人のお申し付けにより、日本中を覚醒せしめる「前代未聞の大闘諍」が起こるのです。
 この大闘諍が起きたとき、アメリカの属国である日本はどうなるか。
 安倍首相はアメリカだけを頼りとして、自衛隊まで差し出した。それで守ってもらえると思っている。
 とんでもないことです。
 アメリカの「核の傘」はすでにない。日本は裸同然なのです。
 アメリカを太平洋から駆逐してアジアの覇者たらんとしている中国は、この裸同然の日本を必ず襲う。これが「他国来難」であります。このとき日本は亡ぶ。
 
   「第三の秘法」   
 
 だが、この亡国をお救い下さるために、日蓮大聖人は「本門戒壇の大御本尊」をこの日本に留め置かれ給うたのであります。
 ゆえに四十九院申状の仰せに云く「第三の秘法、今に残す所なり。是れ偏に、末法闘諍の始め、他国来難の刻み、一閻浮提の中の大合戦起こらんの時、国主此の法を用いて兵乱に勝つべきの秘術なり」と。
 「第三の秘法」とは、迹門・本門の大法を第一・第二とし、文底深秘の大法を「第三の秘法」という。その実体はまさしく「本門戒壇の大御本尊」であられる。
 この大御本尊こそ、地球規模の大闘諍と他国来難が起こって日本国まさに亡ぴんとするとき、国主が帰依して亡国を免れるべき唯一の秘術である――と仰せあそばす。
 いいですか。顕正会はまもなく二百万になる。今後、大聖人様の御守護によって、必ずや一千万、三千万、六千万となり、一国も動き、国家意志も決せられる。このとき、国主も「戒壇の大御本尊」に心から帰依し奉り、始めて亡国を遁れることができるのであります。
 
   大聖人のお力で成る   
 
 凡夫の目には不可能のごとく見えるかもしれない。
 だが、大聖人様のお力で成されるのです。だから私は少しも心配したことがない。日蓮大聖人様があそばす広宣流布であれば、絶対に成るのであります。
 ゆえに大聖人様は「日蓮が慈悲昿大ならば……」と仰せられ、また「日本国一時に信ずる事あるべし」と御断言下されているのであります。
 正本堂の崩壊を見てごらんなさい。
 私が「正本堂を撤去せよ、誑惑の偽戒壇を取り壊わせ。さもなければ大聖人に申しわけない」と諌暁したとき、宗門の全僧侶は「そんなことのあり得るはずがない」と嘲笑した。しかし事実になったではないか。
 凡夫の誰にこれが予想できたか。みな不可能と見ていたことが、大聖人様のお力によって、不可能が可能になったのです。
 広宣流布も、諸天に申し付ける大聖人様の絶大威徳により、必ず一時に或る。
 
   広布の決戦場を見据えて   
 
 この重大な御化導をお手伝い申し上げるのは、御遺命を守り奉った顕正会以外にはあるべくもない。
 さあ、二〇年代こそ広宣流布の決戦場であります。
大聖人御馬前のこの御奉公を見つめ、いよいよ顕正会は「舞をも舞いぬべし」の歓喜で進みたい。
 何としても全員で、大聖人様に応え奉ろうではありませんか。以上。(大拍手)



 「二〇年代こそ広宣流布の決戦場」と、妄想を焚き付けて会員を扇動することをいつまでも止めないのが、浅井昭衛会長である。

 二〇年代とは、2020年から2029年ということだが、そのとき浅井昭衛会長の年齢は何歳だろうか。顕正会幹部諸氏には、関心がある事だろう。
 浅井会長は、1931年11月30日の生まれである。2020年の11月末に89歳、翌年は90歳の卒寿を迎える。

 卒寿は、「卒」の略字が「九十」にみえることから云われるが、「広宣流布の決戦場」が卒寿というのは、意義あることだろう。顕正会用語で云えば、「御仏智」ということになる。
 
    ( 櫻川 忠 )
 

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