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 浅井会長は、年頭の辞で「最終段階」というフレーズを、これまで多用して来た。
 平成13年には「いよいよ最終段階を迎えたごとく」、平成20年は「広布最終段階」、平成23年では「広宣流布はすでに直線コースに入っている」、となった。
 そして平成25年、「もう広宣流布はギリギリの最終段階なのであります」(9月度総幹部会)と、「ギリギリ」の形容詞が追加された。
 さて 言葉の限界への挑戦、次はどのような「最終段階」が、お目見えするだろうか?
 
 平成26年の年頭の辞では、「今後、中国の侵略は尖閣奪取に始まり、いよいよ日本本土を襲うであろう」と 相変わらず会員に危機感を植え付け、マインドコントロールし続けている。
 しかし、ソ連崩壊も予測できなかった浅井会長の予見は、自説に都合のよい一面だけを見て作り上げた、幻想でしかない。

 共産中国の政治・経済体制が、今や大きな矛盾に直面していることはマスコミでも報道され、「旧ソ連の崩壊プロセスに酷似している」とする分析もある。
 (1)経済成長の鈍化と海外へのカネの逃避、(2)不動産バブルの瓦解、(3)影の銀行(シャドーバンキング)問題の爆発、(4)地方政府の債務不履行、(5)民族問題とテロの多発、(6)党幹部・官僚の腐敗、おまけに (7)PM2.5などによる大気汚染 … 等々、どれも経済崩壊・共産党崩壊に結びつく深刻な問題である。

 こうした指摘は、浅井会長には都合が悪いらしく、言及することがない。中国がますます強大になり、尖閣を奪取し日本本土を襲ってくれないと、困るのである。
 仏教では、一方の考えにとらわれ 視野が狭くなって偏ることを「偏執見」と言うが、浅井会長の国際政治談義はまさにその典型である。
 
 元顕正会員のブログでは、浅井会長が今年の成人式に不参加だったこと、昨年8月下旬以降 日曜勤行に出仕していなかったことが、話題になっている。ギリギリの最終段階なのは、浅井会長自身であることは間違いないだろう。
 顕正会員諸氏、もう薄々は気付いているだろうが、無駄に頑張ってはいけない。人を巻き込むのはよそう、これ以上 犠牲者を増やすのはよそう。力を抜いて、浅井先生の最終段階を静かに、見守ってさし上げよう。
 あなた自身の顕正会ライフも、もう最終段階に至っているのだから。


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